こんにちは。築40年以上の中古マンションをリノベーションして、2人の息子と猫1匹(aru)と暮らすリノベデザイナーの aiko (@aru.home_ai)です。
前回の記事では、リフォーム、リノベーション工事をお考えの方に、『お住まいしながらのリフォーム、リノベーション工事が可能か』についてお伝えしました。
実家リノベの打ち合わせは、着々と進んでおり、着工が近づいてきました。
この記事では、『リフォーム・リノベーションの打ち合わせ回数は、どれくらいのペースで、何回ぐらいが適切なのかなぁ』ということについて、書いてみたいと思います。
お打ち合わせの回数については、これが正解というものはありません。
リフォーム・リノベーションの規模や施主さまによってそれぞれなんです。
ただし、お打ち合わせが長ければ長いほど、リノベーションが成功できるかと言われるとそうでもないと思っています。
スケルトンリノベーションで、予算1000万前後と仮定すると、
- 対面での打ち合わせを10回前後(2週間に一回程度で半年のイメージ)
- 1回の打ち合わせは2時間〜3時間程度(最高でも4時間)
- 打ち合わせと打ち合わせの間にはメールなどでやりとりをしながら宿題をこなす
こんな感じでしょうか。
実家リノベもそうですが、大きな間取り変更をともなうリフォームやリノベーション工事では、とにかくお打合せで決めなければいけないことおおいんです。
予算のこと、間取りのこと、内装のこと・設備のこと・電気のこと、などなど。大小あわせると500種類ぐらいともいわれています。
「えっそんなに?」と思われたかたもいらっしゃると思います。
毎回のお打ち合せで、わたしがとくに大切にしているのは、『お互いのイメージのすりあわせ』です。
お打合せ当初は、お互いの頭の中になんとなくあるイメージををうまくすり合わせて行く感じで会話をしていきます。
よくないのは、「イメージはこんな感じですね。こんなイメージで進めましょう」と早々に施工後のイメージを固めてしまうことだと思っています。
そうすることで、まったく違った発想が出てきたりします。その違った発想がアクセントになって、すごくよかったりします!
最近は、雑誌やインスタグラムなどのSNSの普及で、国内、国外問わず、素敵な施工事例や成功談や失敗談など、参考になる情報がほんとうにたくさんありますよね^^;
たとえば、リビングに海外の輸入クロスを取り入れたいとお客様がおっしゃった場合、お使いのラグやファブリックなどとコーディネートして合わすのがむずかしいなぁと思ったとします。
そんな時は、輸入クロスをウォークインクローゼットやトイレなどのリビングから見えてこない空間に提案します。
お急ぎのお客様や、長期間の余裕をもって、お打ち合わせをされる方もいらっしゃいますが、適切なお打ち合わせの量とペースがあるように感じています。
お忙しく、一度に決めてしまう方もいらっしゃるのですが、『ほんとうにこれで良かったのかなぁ』とわたしも不安になったりもします。
だいたい、2週間に1回ぐらいのペースで、お打ち合わせは2時間から3時間(多くて4時間)、次回のお打ち合わせまでの間にはお互いに宿題をこなしながらメールでやりとりし、次回に向けて準備を進めていけばスムーズです。
お打ち合わせでは、きょう決めないといけない内容を先につたえて、お互いの意見をざっくばらんに話ながら、ゴールに向けて進める感じです。
定期的にお打ち合わせを行い、余裕をもって適度なリズムで、無理のない程度で進め、8回〜10回数程度のお打ち合わせを行います。
着工の2・3週間前までに、ピタッとお打ち合わせが終われば、スムーズに工事着工できるイメージです。
もちろんケースバイケースですので、早く決めてしまいたい人もいますし、大変お忙しく、『はいそれで!はいそれで!』と1度のお打ち合わせで、すべてを決めていく方もいらっしゃいます^^;
工事着工の何ヶ月も前に打ち合わせを終えてしまうと、大抵の方は、自分が何を選んだか忘れてしまい、「あぁ、こんなの選んでたのね』とおっしゃる方も少なくありません。
その時に持たれていた好みのイメージが、数ヶ月の生活のなかで、変わってしまうことはよくあります。
これは、別に悪いことではありませんが、『やっぱり変更したいなぁ』と思った時には、すでに期限が迫っていて、慌てて変更をしても、あまりいいことはないですし、なんとなく後悔がのこってしまいます。
お打ち合わせ次第で、リフォーム・リノベーションのクオリティは変わリます。適切な回数とある程度の期限があるお打合せが、大満足のリフォーム・リノベーションを叶えてくれるはずです。
ということで、『リフォーム・リノベーションのお打合せは、どれくらいのペースで、何回ぐらいが適切なのかなぁ、というおはなしでした。
リフォームをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。