こんにちは。築40年以上の中古マンションをリノベーションして、2人の息子と猫1匹(aru)と暮らすリノベデザイナーの aiko (@aru.home_ai)です。
この記事では、リフォーム、リノベーション工事をお考えの方に、『お住まいしながらのリフォーム、リノベーション工事が可能か』について、わたしなりのかんがえを書いてみたいと思います。(以前の記事でも少し触れています)
実家リノベは「住みながらのリノベーション工事ですか?」
というご質問をいただきました。
ご質問への回答になりますが、今回の実家リノベで、施主さま(両親)は、仮住まいをします。
平面図を見ていただくとわかるように、専有面積の大部分がリノベ工事の対象となります。
一方で、北側の洋室1部屋(6畳)、洗面室、浴室、トイレなどの水廻り機器はさわりません。
居住者は夫婦二人です。
『みなさまなら、住みながらのリノベ工事が可能だとおもいますか?』
わたしなりの考えを、もう少し詳しくお伝えしますね。
「住みながらのリノベ工事は可能ですか?と施主さまからご質問をうけると、こう答えるようにしています。
「リフォーム・リノベーションの規模と、お施主さまが工事中のさまざまなストレスに耐えられるかによります・・」とお伝えしています。
リフォーム・リノベーションの規模と住まいながら工事の可否について、簡単にまとめてみました。
- 内装工事のみ(クロス工事)→可能です
- 内装工事のみ(①+フローリング張り替え)→可能です
- 水回り工事(水回り4点(間取り変更なし)→不便ですが可能です
- 内装工事+水廻り工事(②+③)→かなりしんどいですが可能です
- 大工工事(一部の間取り変更などあり)→思っている以上にストレスがかかります。可能ですがおすすめしません
- 複合工事 ①から⑤の工事が複数にからむ場合もしくはそれ以上の規模 →おすすめしません
なんとなくニュアンスは伝わりましたでしょうか?^^;
③から④の間か、④から⑤の間が仮住まい有無のボーダーラインになるイメージかなと思います。
リフォーム・リノベーション工事に置いて、お住まいながらの工事がむずかしいケースでは、仮住まいをしていただくことになります。
ご実家やご親族の家などが近くにあり、仮住まい先を確保できれば良いのですが、大規模なリノベーションの場合、荷物をすべて出す必要があります。
ふつうにお引っ越しをするイメージです^^;
では、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしますね。
メリット・デメリット
【仮住まい工事の場合】
メリット:工事期間中の騒音や埃などの日々の生活ストレスがかからないこと
デメリット:仮住まい費用や引越し費用や生活費がプラスで必要になること
【住まいながら工事の場合】
メリット:仮住まいや引越し費用などがかからない・工事の進捗がリアルタイムで確認できること
デメリット:水回り設備機器が使えない期間があり、居住スペースの減少や工事の埃などにより、日々のストレスが日に日に蓄積されていくこと
先ほどの①〜⑥までのケースをお伝えしましたが、人によっては、『どうしても在宅しながらリフォーム工事を実施したい」とのご要望で、相当な覚悟をもって工事を進めるケースもあります。
仮住まい工事、住みながら工事それぞれに、メリットとデメリットがあるため、どちらが必ずオススメと言うことではないんです。
工事規模の関わらず、『リフォームやリノベーション工事の期間中は思っている以上にストレスだった』と、リノベ後の感想でほんとによくお聞きします。
わたしとしては、やはり住みながらの工事はおすすめしません。
モデルケースとして、実家リノベの仮住まいまでの経緯を考えてみたいと思います。先ほどもお伝えしましたが、
実家リノベは専有面積の大部分のリフォーム工事にはなりますが、北側にある洋室1部屋、洗面室、浴室、トイレなどの水廻りは、さわりませんので、利用可能です。夫婦二人の生活になります。
- 基本的な考え方は、先ほどの⑥複合工事になりますので、基本は仮住まい必須です。
- リノベをしない部屋を荷物部屋とします。仮住まい先への荷物移動を極力少なくします。(バルコニーも利用します)
- リノベをきっかけに今ある家具や物と向き合い、不用品の処分や整理をすすめます。
- 仮住まい先は、少し手狭になってもいいので、なるべく費用を抑えます。
施主さまそれぞれの、ご家庭の事情もあります。仮住まいの有無は、ケースバイケースで最適な方法を一緒に考えていくというイメージが近いかなと思います。
知らない方も多いと思うのですが、仮住まい先を紹介してくれる専門の不動産会社さんもあるんです。
人生のなかで、そう何度もないリフォーム・リノベーションは、ライフイベントの一つだと思っています。
これからの暮らしや今の持ち物と向き合う、いいきっかけにしてほしいと思っています。
じっくりと家族やリフォーム・リノベ会社さんの担当者さんとご相談いただき、多少の不便や苦労もリノベ工事の過程と思い、楽しんでほしいと思います٩( ᐛ )و
リフォーム・リノベーションをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
_ _ _ _ _ _ _ _ _𓅩
最後まで読んで頂きありがとうございます。