
Contents
- はじめに:今日の相談者は、4人家族のママ
- この記事の結論を先に
- なぜ今、中古マンション×リノベーションが選ばれているのか
- 4人家族にこそ中古マンション×リノベーションをすすめる5つの理由
- 理由1:新築との価格差を、教育費や将来の備えにまわせる
- 理由2:資産価値が下がりにくい物件を、狙って選べる
- 理由3:子育てファミリーほど妥協したくない「立地」の選択肢が広い
- 理由4:子どもの成長にあわせて、間取りを変えられる自由設計
- 理由5:家族の暮らし方に合わせた収納・素材・特殊空間もつくれる
- 【2026年最新】4人家族の費用感を、正直に整理する
- 物件価格の目安
- リノベーション費用の目安(4人家族向け70〜80㎡モデル)
- 使える制度・補助金(2026年時点)
- 気になるデメリットも、正直に3つ聞いてみた
- 後悔しないための物件選びチェックリスト
- まとめ:中古マンション×リノベーションは「立地は妥協せず、中身は家族に合わせられる」選択肢
はじめに:今日の相談者は、4人家族のママ

こんにちは。夫と、小学2年生の娘、保育園に通う息子の4人家族です。
そろそろマイホームを考え始めたんですが、新築マンションと中古マンション+リノベーション、どちらが正解なのか分からなくて…。
こんにちは、リノベ部です。ご相談ありがとうございます。
実はその質問、うちに来る相談の中でもダントツで多いんですよ。特に、お子さんが小学校に上がるタイミングで検討を始めるご家庭が本当に多いんです。


やっぱりそうなんですね。
雑誌やSNSでは中古+リノベがおしゃれで人気だと聞くんですが、正直、何がそんなに良いのか、費用も含めてちゃんと理解できていなくて…。
大丈夫です、今日はそこを包み隠さずお話しします。
2026年最新のデータをもとに、4人家族という前提で「中古マンション×リノベーション」という選択肢を一緒に整理していきましょう。

このブログでは、そんなお悩みを解消していきます。
日々ご家族のリノベーションに向き合っているリノベ部が、2026年最新の相場・制度をもとに、良いところも気をつけたいところも正直にお伝えします。
この記事の結論を先に
- 2026年は新築マンションの高騰が続いており、中古+リノベとの価格差はむしろ広がっている
- 「築25〜30年前後」は価格の下落が落ち着きやすく、資産価値の面でも狙い目
- 4人家族なら70〜80㎡クラスが目安。物件+リノベで総額の目安は5,000万〜7,000万円台が中心ゾーン(エリアにより変動)
- 2026年は「みらいエコ住宅2026事業」など省エネリフォームへの補助金も活用できる
- デメリットは主に3つ。事前に知っておけば、ほとんどが対策可能
なぜ今、中古マンション×リノベーションが選ばれているのか

そもそも、なんで最近そんなに人気なんですか?
一番大きいのは、新築マンションの価格上昇です。
2026年4月の首都圏新築マンション市場では、東京23区の平均価格が1億2,498万円、㎡単価は196.2万円まで上がっています。
一方、2026年5月の中古マンション成約価格は、東京都区部で7,413万円、多摩エリアでは3,890万円。同じ東京都内でも、エリアによってこれだけ差があるんです。


1億円…想像していたより高くて驚きました。

そうなんです。
新築が「高すぎて手が届かない」層が増えたことで、「立地は妥協せず、中身は自分たちでつくり変える」という中古+リノベの選び方が、2026年はより現実的な選択肢になっています。
4人家族にこそ中古マンション×リノベーションをすすめる5つの理由

理由1:新築との価格差を、教育費や将来の備えにまわせる

子どもが2人いると、これから教育費もかかるし、正直、家に全振りはできないよな…
ご主人のおっしゃる通りです。
新築との価格差を、リノベーションのグレードアップに使うご家庭もあれば、教育費や将来の備えに残すご家庭もあります。
どちらが正解ということはなく、「家にいくら使うか」を自分たちでコントロールできるのが、中古+リノベの大きな強みです。

新築マンションは価格そのものが決まっており、選べるのは間取りタイプやオプション程度です。
一方、中古+リノベは「物件価格」と「リノベーション費用」を自分たちで配分できるため、家計全体のバランスを見ながら家づくりができます。
理由2:資産価値が下がりにくい物件を、狙って選べる

中古ってどんどん価値が下がっていくイメージがあって、将来の住み替えとか売却も少し不安です。
よくある誤解なんですが、実は下落のスピードには波があるんですよ。

マンションの価格は築10年までの下落が大きく、築15〜20年ごろから下落率が緩やかになります。
築25年を過ぎると再び下落幅が大きくなるケースもありますが、リノベーション前提で購入するなら、価格と管理状態のバランスが取りやすい築25年前後がひとつの目安です。
2026年の市場でとくに注目したいのが「二極化」です。
全国の中古マンション平均㎡単価はやや軟化傾向にある一方、都心・駅近・管理状態の良い物件は底堅く推移し、郊外・築古・修繕に不安のある物件は価格調整を受けやすくなっています。
同じ「中古」でも、選び方次第で将来の資産価値の保ちやすさは大きく変わる、というのが2026年ならではの現実です。

お子さんの成長にあわせて将来住み替える可能性も考えるなら、「管理状態」と「立地」を軸に選ぶことをおすすめしています。

理由3:子育てファミリーほど妥協したくない「立地」の選択肢が広い
駅からの距離、学区、周辺の公園や小児科の有無——子育て世帯にとって立地は、間取りと同じくらい大切な条件です。
駅近や人気の学区にはすでに建物が建っているため、これから新築でその立地を探すのはとても難しいのが実情です。

このマンションから、わたしの小学校近いって聞いた!
お子さんのそういう「近い!」の一言、実はすごく大事なんです。
立地は後からリフォームでは変えられない、いわば「動かせない資産」。
だからこそ、「エリアは譲れないけれど、建物の中身は理想につくり変えたい」という考え方が、中古+リノベを選ぶご家庭の共通点になっています。

理由4:子どもの成長にあわせて、間取りを変えられる自由設計

今は姉弟で仲良く同じ部屋でもいいんですが、そのうち個室が必要になりますよね…?
まさにそこが、中古+リノベの得意分野です。
将来、子ども部屋を2つに分けられるように、あらかじめ可動式の間仕切りを想定した設計にしておく、といったご提案もよくします。

もちろん、構造上動かせない梁や、水回りの配管が集まるパイプスペース(PS)などの制約はあります。
ですがその条件をふまえたうえで、リビングを広くとる、家族の成長にあわせて後から間取りを変えられるようにしておく、といった「今」と「将来」の両方を見た設計ができるのが、リノベーションならではの魅力です。

理由5:家族の暮らし方に合わせた収納・素材・特殊空間もつくれる
新築マンションは、水回りなどの設備仕様がメーカーの決められたオプションの中からの選択になりがちです。
一方、中古+リノベなら、国内外を問わず気に入った設備を選べますし、家族構成に合わせた工夫も自由自在です。

娘のランドセルや息子の保育園グッズ、玄関がいつも散らかっていて…
それなら、玄関横にファミリークローゼットを設けるご家庭が多いですよ。
ほかにも、リビング学習用のカウンター、洗濯から乾燥・収納までを一直線で終えられる回遊動線など、「毎日の家事・育児がラクになる工夫」を間取りに組み込めるのも、自分たちで設計できる中古+リノベならではです。

素材選びも自由です。
「子どもがアレルギー体質だから壁は自然素材の珪藻土にしたい」「転んでも痛くないよう、足触りの良い無垢材の床にしたい」など、家族の暮らしに本当に合う選択ができます。
【2026年最新】4人家族の費用感を、正直に整理する

メリットはよく分かりました。
でも結局、総額いくら見ておけばいいのか、そこが一番知りたいです。
はい、ここが一番大事なところですね。2026年時点の数字で、包み隠さずお話しします。

物件価格の目安
2026年5月時点で、全国の既存(中古)マンションの平均成約価格は4,080万円です。
首都圏の中古マンションでは、成約㎡単価が坪単価283.6万円(前年比+5.9%)、成約価格の平均は5,321万円(前年比+5.4%)と、上昇傾向が続いています。
リノベーション費用の目安(4人家族向け70〜80㎡モデル)
マンションのフルリノベーション費用は、専有面積1㎡あたりおよそ15万〜20万円が目安です。
4人家族が暮らす70〜80㎡クラスで整理すると、次のようになります。

住宅リフォーム推進協議会が2026年2月に公表した調査によると、リフォーム(リノベーション含む)の平均支出は405万円。
特に20〜40代では475万円まで上振れする傾向も見られます。
水回りだけを新しくする部分リノベーションから、フルスケルトンの大がかりな工事まで、選び方次第で幅は大きく変わります。

ここで1つ、注意喚起をさせてください。
2026年4月から、住宅設備メーカー各社が値上げを実施しており、この値上げは「工事が完了した日」ではなく「メーカーへ発注した日」で適用されます。
本格的に検討を始めたら、早めにリノベーション会社へ相談し、見積もりのタイミングを確認しておくと安心です。
また、壁や床を解体してみて初めて配管の老朽化や下地の傷みが見つかることも珍しくありません。
リノベ予算の1〜2割程度は、予備費として確保しておくのが鉄則です。
使える制度・補助金(2026年時点)


子育て世帯向けの制度は年度ごとに名称や内容が変わりやすいので、初回相談の段階で「今、うちの家族が使える制度は何か」を一緒に確認するようにしています。
※本記事の金額・制度内容は2026年7月時点の情報です。補助金・税制は変更される可能性があるため、実際の申請前には必ず最新情報をご確認ください。
気になるデメリットも、正直に3つ聞いてみた

良いことばかり聞くと、逆に不安になります…
デメリットもちゃんと知っておきたいです。
いい心がけですね。
子育て世帯だからこそ気をつけたいポイントも含めて、正直に3つお伝えします。

デメリット1:工事してみないと分からない追加費用のリスク
解体して初めて配管の老朽化や下地の傷みが見つかることがあり、追加費用が発生する可能性があります。予算の1〜2割は予備費として見込んでおきましょう。
デメリット2:仮住まいが必要になり、子どもの生活リズムが変わる
フルリノベーションの場合、工事に2〜3か月程度かかることが一般的です。
その間の仮住まいの家賃・引っ越し費用に加えて、「保育園の送り迎え動線が一時的に変わる」「学校からの距離が遠くなる」など、子どものいる家庭ならではの負担も見込んでおく必要があります。
デメリット3:修繕積立金は、将来値上がりする可能性がある
築年数の経過にあわせて修繕積立金が引き上げられるマンションは少なくありません。
物件選びの段階で、長期修繕計画がきちんと策定されているか、修繕積立金が適正に積み立てられているかを確認しておくことが、将来の家計の安心につながります。

後悔しないための物件選びチェックリスト

最後に、内覧のときに家族で確認してほしいポイントをまとめておきますね。
チェックポイント
☐ 長期修繕計画があり、修繕積立金が適正に積み立てられているか
☐ 管理費・修繕積立金の滞納状況(前所有者の滞納は引き継がれる場合がある)
☐ 水回りの位置変更に管理規約上の制限がないか
☐ 小学校・保育園までの距離、通学路の安全性
☐ 構造上動かせない梁・パイプスペース(PS)の位置
☐ 将来、子ども部屋を分けられそうな広さ・形状があるか
☐ ホームインスペクション(建物状況調査)を実施済み、または依頼可能か

こうやってリストにしてもらえると、家族で内覧に行くときも安心して見られそうです。

ぼくのおへやもできる?

うん、できるように一緒に考えていこうね。
まとめ:中古マンション×リノベーションは「立地は妥協せず、中身は家族に合わせられる」選択肢
新築マンションの価格が高止まりする2026年。
中古マンション×リノベーションという選択肢は、
- 新築より価格を抑えながら
- 好立地の選択肢を広く持ち
- 子どもの成長にあわせて間取り・素材を選べる
という、価格と自由度を両立できる家づくりの方法です。
もちろん、想定外の追加費用や仮住まい期間の負担といった、事前に知っておくべき注意点もあります。

大事なのは、「新築か中古か」で悩みすぎることより、ご家族がこれからどんな暮らしをしたいか、そこから逆算して選ぶことです。
今日出てきた不安や疑問は、また一つずつ一緒に解消していきましょう。

今日は本当にありがとうございました。夫と娘・息子とも、もう一度話してみます。
実際に中古マンション×リノベーションを選んだ先輩家族の体験談や、失敗しない業者選びのポイントについても紹介していきます。
気になる方は、ぜひ関連記事もあわせてチェックしてみてください。
本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。価格・費用相場・補助金制度は変動するため、実際の資金計画・申請の際には最新の公式情報をご確認ください。