

先日、はじめて完成見学会に行ってきたんです。
娘が小学生、息子が保育園で、そろそろ子ども部屋を分けたいねって夫婦で話していて。
会場で営業さんに「ご予算はどれくらいですか?」って聞かれたんですけど、正直まだ何も決めてなくて…
「わからないです」って答えたら、少し困った顔をされちゃって。
見積もりも出てないのに、予算なんて答えなきゃいけないものなんでしょうか?

その気持ちすごくわかるぞ!
初めての見学会でいきなり予算を聞かれたら、身構えちゃうよな。
「値踏みされてる?」「言ったら高いプラン勧められるんじゃ…」って不安になる人、実は本当に多いんだ。
今日はこの「予算を聞かれる理由」と「困ったときの答え方」を、部長がじっくり解説しよう。
この記事では、こんな疑問にお答えします。
・なぜリノベ会社は予算を聞いてくるのか
・予算がまだ決まっていないとき、どう答えればいいのか
・2026年現在、実際どれくらいの費用感を見ておけばいいのか
・予算オーバーを防ぐには何に気をつければいいのか
順番に見ていきましょう。
Contents
実は「予算通りに収まる人」は少数派

本題に入る前に、ひとつデータを紹介しておくぞ。
実は、リフォーム・リノベーションが当初の予算より安く済んだ人は、全体のわずか1〜2割程度というデータがあるんだ。
逆に、予算をオーバーした人は約4割にのぼるとも言われている。

えっ、そんなに予算オーバーする人が多いんですか…!
それを聞くと、余計に「予算どうしよう」って不安になります。

逆なんだ、
予算オーバーが多い最大の理由は、「はじめに予算の話をきちんとしていなかった」ことなんだよ。
だからこそ最初の予算共有が、後悔しないリノベの分かれ道になる。
ここを丁寧に解説していくぞ。
なぜリノベ会社は予算を聞くのか、3つの理由

① 予算に合わせた間取りプランを考えるため

うちは子ども部屋を分けたいっていう希望があるんですが、それも予算次第で変わるってことですか?
まさにそうだ。
リノベーションは注文住宅に近いくらい自由度が高い分、間取りをどこまで変えるかで工事費用の振れ幅がとても大きくなるんだ。
子ども部屋を分けるにしても、「壁を1枚増やすだけ」なのか「収納やドアの位置も見直す」のかで金額が変わってくる。
予算のイメージを先に共有してもらえると、会社側も「どこまで間取りを動かせるか」を柔軟に調整しながら提案できるんだよ。

② 予算に合った設備・建材を提案するため
キッチンやお風呂などの住宅設備は、グレードによって価格差がかなり大きい分野です。
予算のレンジがわかれば、その中で「コスパの良い掘り出し物」を優先的に提案してもらいやすくなります。

逆に予算を実際より低めに申告してしまうと、本当は予算内で選べたはずの設備が、候補からそもそも外れてしまうこともあるんだ。
「安く言っておいたほうが得」というのは、実は少しもったいない考え方なんだよ。
③ 家族の「譲れないポイント」を一緒に整理するため

うちは正直、金額よりも先に「収納をどう増やすか」の方が気になってて…
そういう相談でもいいんでしょうか?
もちろん、むしろその話の方が本質的なくらいだぞ。
予算がすぐに決まらない場合は、金額の話を一旦横に置いて、「リノベ後にどんな暮らしがしたいか」を深掘りしていくのが実務では一般的なんだ。
姉弟それぞれの成長を見据えた収納計画、家事動線、来客時のリビングの見え方…そういう会話の中から、優先順位が自然と見えてくる。
予算というのは、会社側からすると家族の価値観を知るための入り口でもあるんだよ。

2026年最新版|リノベーション費用の相場感

理由はわかりました。
でも、そもそも「相場」がわからないと、レンジすら答えようがないです…
それも当然だぞ。
というわけで、2026年時点の最新相場をまとめておいたから、まずはこれを頭に入れておくと安心だ。

2026年は資材価格や施工コストの上昇を背景に、フルリノベーションの費用相場はここ数年でやや上昇傾向にあります。
マンションでおおよそ1,000万〜1,400万円前後、戸建てで1,200万〜2,000万円前後が一つの目安とされています。
平米単価でみると、マンションは15〜20万円/㎡、戸建ては10〜22万円/㎡というレンジが多くのリノベ会社で共通した相場感です。
70㎡のマンションなら、単純計算で1,000万〜1,400万円ほどが目安になります。
一方で、リフォーム全体(部分改修も含む)の実態としては、住宅リフォーム推進協議会の2026年2月の調査で、平均支出額は405万円という結果も出ています。
特に20〜40代の子育て世帯は475万円とやや上振れする傾向があり、子ども部屋の分割や収納増設など、暮らしの変化に合わせた工事が反映されていると考えられます。

つまり「リノベーション」と一口に言っても、想定してる工事範囲によって金額のイメージが全然違うんだ。
まず「フル」なのか「部分」なのか、そこだけでも自分の中で整理しておくと、会社側との会話がぐっとスムーズになるぞ。
予算帯別|4人家族ならできることの目安
500万〜800万円
→ キッチン・浴室・トイレ・洗面など水まわりをまとめて刷新+内装の張り替え
800万〜1,200万円
→ 水まわり刷新+間取り変更(子ども部屋の間仕切り・収納増設など)を含む部分〜フルリノベーション
1,200万円〜
→ 間取りの大幅変更、断熱改修、ハイグレード設備を含むフルリノベーション
※上記はあくまで目安です。建物の状態や地域、設備のグレードによって大きく変動するため、正確な金額は複数社の見積もりで確認することをおすすめします。
予算オーバーを防ぐために、見学会の時点でできること

先ほど「予算オーバーする人が4割」という話をしたが、その主な原因は3つに集約されるんだ。
ポイント
・要望がどんどん膨らむ:「ついでにここも」が積み重なり、当初の想定を超えていく
・解体してみないとわからない部分がある:配管や下地の劣化など、見えない部分の追加工事
・設備・素材のグレードアップ:見学会やショールームで理想のものを見て、つい予算より上のものを選んでしまう

うちもショールームでキッチン見たら、絶対グレード上げたくなる自信あります…(笑)
それ、みんな通る道だぞ(笑)。
だからこそ、見学会や最初の相談の段階で「絶対に外せない予算の上限」を決めておくのがコツなんだ。
上限さえ決まっていれば、途中でグレードアップしたくなっても「じゃあ他をどう削るか」という建設的な相談ができるようになる。

「予算、まだ決まってません」と言っていいの?

うちは、まだ本当に「いくらかけていいのか」の感覚がないんですけど、それでも正直に言っちゃっていいものでしょうか?
大丈夫だぞ。
「正確な金額」じゃなくて、「ざっくりのレンジ」でいいんだ。
例えば「800万〜1,000万くらいまでは検討できるかも」くらいの幅を伝えるだけでも、会社側の提案の精度はぐっと上がる。

伝え方のコツは3つ
- 正確な金額でなく、レンジで伝える(例:「上限1,000万くらいまで」)
- 住宅ローンでの借入可能額を先に把握しておく(年収から借入可能額をシミュレーションできるサービスもあります)
- 「ここだけは譲れない」を先に伝える(子ども部屋、収納、家事動線など、金額より優先順位が明確な方が、会社側もプランを組みやすくなります)
逆に、予算をあえて低めに申告して様子を見る、というやり方は、本来出会えたはずの良い提案を遠ざけてしまう可能性もあります。
「リノベ工事の金額は施主さま自身が決めるもの」という前提のもと、できるだけ実情に近い数字を共有するのが、結果的に近道になることが多いです。

2026年に知っておきたい、費用を抑える新常識

最後に、2026年ならではのトピックもひとつ紹介しておくぞ。
2026年は、断熱性能の高い窓への改修を対象にした「先進的窓リノベ2026事業」や、キッチン・浴室・トイレなど水まわりの省エネ改修も対象になる「みらいエコ住宅2026事業」など、国の補助金制度が引き続き用意されています。
先進的窓リノベ2026事業では、工事内容に応じて一戸あたり5万円から最大100万円までの補助が受けられる仕組みです。
いずれの制度も予算上限に達した時点で受付が終了するため、検討段階から情報を集め、対応可能な会社に早めに相談しておくと安心です。
よくある質問
Q. 予算を低く言っておいた方が、値引き交渉しやすいのでは?

A.気持ちはわかるが、逆効果になりやすいぞ。
予算を低く伝えると、その金額内でのプランしか提案されなくなってしまう。
本当に必要な工事や、コスパの良い選択肢がそもそも候補に上がらなくなることもあるんだ。
Q. 夫婦で予算の意見が合いません。どうすればいい?

A.これはよくある相談だ。
まずは「絶対に譲れない工事」と「できたらいいな」を、夫婦それぞれで紙に書き出してすり合わせるのがおすすめだぞ。
優先順位が揃えば、予算の話も自然とまとまりやすくなる。
Q. 複数社に同じ予算を伝えてもいいの?

A.もちろん問題ないぞ。
むしろ同じ条件で複数社の提案を比較した方が、会社ごとの得意分野や相性が見えやすくなる。
まとめ
・リノベ会社が予算を聞くのは、「値踏み」のためではなく、家族の理想に近づけるためのヒアリング
・正確な金額でなくてもOK。まずは「ざっくりのレンジ」+「譲れないポイント」を伝えるところから
・予算オーバーの4割は「最初の予算共有不足」が原因。見学会の段階で上限を決めておくと安心
・2026年は資材高騰の影響で費用相場がやや上昇。フルリノベはマンション1,000万〜1,400万円、戸建て1,200万〜2,000万円が目安
・補助金制度は予算上限に達すると終了するため、早めの情報収集がカギ

予算の話は、正直、最初はドキドキするものだ。
でも「一緒に理想の住まいを探すための会話」だと思えば、少し肩の力が抜けるんじゃないかな。
次は、実際に見積もりをもらったときの見方について、部長がまた解説しよう。
それじゃあ部員諸君、今日はここまで!
