
築15年のマンションに暮らす、アヤさん(30代・ママ)、夫さん(40代・パパ)、小学生の姉、年少さんの弟という4人家族。
そろそろリノベーションを考え始めたけれど、「何から手をつければいいのか分からない」ということで、リノベ部の収納ちゃんに相談に来てくれました。

収納ちゃん、そろそろうちもリノベを考えたくて。
でも会社ってたくさんありすぎて、正直どこから見ればいいか分からないんです…。
分かる、その気持ち。
実はね、リノベで後悔した人の話を聞いていくと、原因はだいたい「会社選びの段階」に集まってるんだよ。
今日はそこを一緒に整理していこっか。

Contents
会社選びで後悔する家族に共通する3つの原因
住宅リフォームに関する相談は、住宅リフォーム・紛争処理支援センターへ年間およそ1万2千件寄せられています。
そのうち6割以上が実際のトラブルに関する相談です。金額も期間も大きいプロジェクトだからこそ、会社選びの精度がそのまま満足度に直結します。
後悔している人の話を集めていくと、原因はだいたいこの3つです。
- 比較せずに1社だけで決めてしまった
- 価格の安さだけで判断してしまった
- 担当者との相性や、子育て家庭ならではの視点を確認しないまま契約してしまった

僕らも正直、値段が一番気になっちゃうタイプなんだよなぁ。
気持ちは分かるよ。
でも2025年の調査だと、見積もりを比較した人のうち4割以上が「一番安い会社」ではなく別の会社を選んでるの。
実際にリノベを終えた人の約8割は「もっと複数社を比較すればよかった」って振り返ってるんだよね。
見積もり社数の目安は平均2〜3社、多くても3〜5社くらいが現実的なライン。これ、覚えておいて損はないよ。

収納ちゃん的・5つのチェックポイント

会社の善し悪しは、パンフレットの綺麗さだけでは分かりません。収納ちゃんが子育て家庭の目線も加えて、5つに整理しました。
ポイント
- ①施工実績:自分たちの希望に近い工事の実績が複数あるか
- ②担当者との相性:質問に具体的に答えてくれるか、話を最後まで聞いてくれるか
- ③見積もりの明確さ:「〇〇工事一式」ではなく、建材・数量・単価まで書かれているか
- ④アフターフォロー:工事後も点検やメンテナンス対応の体制があるか
- ⑤子育て家庭への理解:動線・収納・安全面(工事中の養生や搬入経路)への配慮があるか

ねえねえ、うちの部屋の収納もちゃんと考えてくれるの?
いいところに気づいたね、お姉ちゃん。
実はここ、大人だけだと見落としがちなポイントなんだ。
おもちゃの置き場所とか、ランドセルの定位置とか、子育て家庭ならではの「毎日の動線」を一緒に考えてくれる会社かどうかは、⑤のチェックでしっかり聞いてみるといいよ。

2026年らしい会社選びのコツは、①と②をSNSで先に確認しておくことです。
多くの会社がInstagramで施工事例をリール動画として発信するようになり、ビフォーアフターの様子や、工事中の現場の丁寧さまで、契約前にある程度つかめるようになりました。
完成写真しか出していない会社より、工事中の様子まで見せてくれる会社の方が、実際の対応も丁寧な傾向があります。
見積もり時に確認しておきたい質問リスト
見積もりを取る段階で、次の質問を投げかけておくと、後々のトラブルをぐっと減らせます。
- 建材・設備のメーカー名や型番、数量まで書かれているか
- 追加費用が発生する可能性があるとしたら、どんなケースか
- 工期の目安と、遅れた場合の連絡フローはどうなっているか
- リフォーム瑕疵保険への登録があるか(工事後の不具合に補修費用が出る制度)
- 工事中、小さい子どもがいる家庭への配慮(騒音・養生・在宅可否)はどうなっているか

最後の質問、うちには絶対必要ですね…。工事中って普段通り家で過ごせるものなのかな。
それも会社によって全然違うから、契約前にはっきり聞いておくといいよ。
「子どもがいるから」で遠慮しなくて大丈夫。むしろその質問にちゃんと答えてくれるかどうかが、相性を見極める材料になるんだ。

実際にあった話:完成見学会で「ここだ」と思えた瞬間


収納ちゃん、実は先週、気になっていた会社の完成見学会に家族で行ってみたんです。
お、さっそく行動したんだね!どうだった?


ホームページだけだと「なんとなく良さそう」くらいの印象だったんですけど、実際の物件を見て、スタッフさんと直接話したら、収納の工夫とか、家事動線のこだわりを本当に熱く語ってくれて。
ああ、この熱量なら任せられるなって、腑に落ちました。

ぼく、あそこのおうちの階段のところ好きだった!

子どもたちが「楽しかった」って言ってる時点で、僕らの中でもかなりプラス材料になったな。
完成見学会は、会社が「自信を持って見せたい」と思っている物件を公開するイベントです。
参加するメリットは主に3つあります。
- 会社が得意とするデザインの傾向がリアルに分かる
- スタッフと直接話すことで、雰囲気が体感できる
- 自分たちに必要な部屋数・収納量の感覚がつかめる

見学会や相談会は、まだ何も決まっていない段階で参加していい場所だよ。
むしろ迷っている今だからこそ、行く価値があるんだ。
口コミを見るときも一工夫を。会社によってはスタッフが若く、フランクな打ち合わせスタイルのところもあります。
そうした会社に「馴れ馴れしかった」という口コミが付くこともありますが、これは単に相性のミスマッチであるケースも少なくありません。
口コミは点数だけで判断せず、自分たちの家族構成や重視したいポイントに近い人の評価かどうかまで見ておくと、判断の精度が上がります。
まとめ:相性のいい会社は、比べてみないと分からない

最後に、今日のポイントをおさらいします。
- 会社選びの後悔の多くは「比較不足」「価格だけの判断」「相性確認の不足」から生まれる
- 良い会社かどうかは「実績・相性・見積もり・アフターフォロー・子育て家庭への理解」の5つでチェックする
- 見積もりは金額の安さより、内訳の明確さと子育て家庭への配慮を見る
- 完成見学会や相談会は、迷っている段階でこそ参加する価値がある

相性のいいパートナーが見つかれば、リノベはもっと楽しくなるよ。
アヤさん一家が「わが家をもっと好きになれる」リノベに出会えるよう、リノベ部はこれからも応援していくね。

ありがとう、収納ちゃん!次は見積もりの比較の仕方も教えてほしいな。
次回は、実際の見積もり比較でよくある「金額の見え方の違い」について、アヤさん一家と一緒にもう少し具体的に掘り下げていく予定です。
気になる方は、ぜひリノベ部のSNSもチェックしてみてくださいね。
参考データ出典:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター/株式会社エス・エム・エス「ハピすむリフォーム 2025年アンケート調査」/リフォーム経験者向け各種民間調査(2025年)