リノベーション

収納リフォームを後悔しないために知っておきたいこと

「よし、今日はこの話をしよう。ワシのところに、こんな相談が届いているぞ、部員諸君」


ブブ部長のところに届いたのは、30代のママからの相談だった。

パパ・ママ・お姉ちゃん(8歳)・弟くん(5歳)の4人家族。
「そろそろ子ども部屋の収納を見直したい」「玄関やリビングの収納もパンパンで、毎日ものを探している」——そんな悩みを抱えて、リノベ部の収納担当・収納ちゃんに相談にやってきた。

今日はその相談のやり取りを、そのままお届けしようと思う。

「収納は大きく作れば安心」ですよね?

収納リフォーム、思い切ってやろうと思ってるんです。とにかく棚をたくさん、大きく作れば安心ですよね?

これ、実はいちばん多い誤解なんだよね。

「量を増やせば解決する」って思われがちなんだけど、実際にリフォームした人の後悔で一番多いのは
「奥行きがありすぎて奥のものが取り出せない」
「棚の位置が高すぎて脚立がないと届かない」「結局手前しか使わない“開かずの収納”になった」なんだよ。

えっ、大きく作ったのに使われない収納になっちゃうんですか……。

そうなの。原因はシンプルで、「何をしまうか」を具体的に決めないまま、「とりあえず大きく作れば安心」で進めてしまうこと。

収納は量より先に、「どこで」「何を」「どのくらいの頻度で」使うかという動線とセットで考えるのが鉄則だよ。

これ、しまう場所ちゃんと決めてる?って、私いつも聞いちゃうんだ。

子どもの成長で、収納の「正解」は変わる?

うちはお姉ちゃんが8歳、弟が5歳なんですけど、今のランドセル置き場やおもちゃ収納の広さで大丈夫か心配で……。

いいところに気づいたね。実はリフォーム後の後悔で多いのが、「リフォーム当初は子どもが小さかったから最小限の広さにしたけど、成長したら収納が全然足りなくなった」というパターンなんだ。

逆に、いま持っているおもちゃの量だけを基準にすると、数年後には合わなくなっちゃう。

じゃあ、どのくらい先まで考えればいいんですか?

目安は5〜10年後。

お姉ちゃんが小学校高学年〜中学生になった時の学用品、弟くんが今のおもちゃから教科書・部活道具に変わっていく変化までイメージしておくといいよ。

棚板の高さを後から調整できる可動棚や、用途を変えられる可変収納を選んでおくと、家族の変化に合わせて調整しやすいんだ。

SNSで見る「見せる収納」、うちもやっていい?

Instagramでおしゃれなオープン棚とかよく見るんですけど、憧れるんですよね……。

わかる、私も見ちゃう(笑)。ただ、見せる収納は「毎日きちんと整理整頓できていること」と「こまめな掃除」が前提の仕様なの。

ここを共有せずに取り入れると、「おしゃれだけど維持できない収納」になりやすいんだよね。

うちは正直、子どもたちがすぐ出しっぱなしにしちゃうタイプで……。

だったら、リビングや子ども部屋は「見せる」より「隠す」を基本にして、扉付きの壁面収納を選ぶのがおすすめ。

玄関だけ、季節ものの一部だけ「見せる」を取り入れる、くらいのバランスが長続きしやすいよ。

リフォーム前に準備しておくべきこと

じゃあ実際、契約前に何を準備しておけばいいですか?

うちでいつもお伝えしているのはこの4つ。

  1. 「もの」を先に仕分けする
    収納したいものを「よく使うもの」「季節ものなど時々使うもの」「思い出品など使用頻度が低いもの」に分けておく。掃除機やゴルフバッグ、雛人形など大きいものは、事前にサイズを測っておくと、奥行き不足・扉が閉まらないといったトラブルを防げるよ。
  2. 生活動線を図にして共有する
    朝の身支度、帰宅後の動き、料理の流れを簡単な図に書き出して、「どこで何を出し入れするか」を業者と一緒に確認する。ダイニングテーブルで宿題をするから近くに文房具収納が欲しい、みたいな“エア生活”イメージがあると精度が上がるよ。
  3. 可動棚・可変収納を優先する
    さっき話した通り、子どもの成長やライフスタイルの変化に対応しやすい。
  4. 奥行き・高さは実物で確認する
    カタログの数字だけで判断せず、ショールームで実際に体感してから決めると安心。

仕分けと動線図、うちの家族でもやってみます!

もうリフォームしちゃった後でも、できることは?

実はうちの実家が去年収納リフォームしたばかりなんですけど、今からでも改善できることってありますか?

もちろん! 収納は「作って終わり」じゃなくて、住みながら微調整していくものなんだ。

  • 収納ボックスや仕切りを使って、既存の棚を整理する
  • 使用頻度の低いものは別の場所に移動して、動線上にはよく使うものだけ残す
  • 半年に一度、家族で収納の中身を見直すタイミングを決めておく

この3つだけでも、使い勝手はけっこう変わるよ。

費用感の目安

最後に、費用感も教えてもらえますか?

もちろん。あくまで目安だから、実際は複数社で見積もりを取ってね

工事内容費用目安
造作棚の設置(1箇所)5万円〜15万円
ウォークインクローゼットの新設30万円〜80万円
パントリーの新設・拡張20万円〜60万円
シューズクロークの新設30万円〜70万円
可動棚への交換(既存収納の改修)3万円〜10万円

まとめ

今日教えてもらったこと、整理すると……

  • 収納は「量」より「動線」で考える
  • 子どもの成長など5〜10年後の変化も見込んでおく
  • 「見せる収納」は維持できるかどうかで判断する
  • 契約前に「仕分け」「動線図」「可動棚」「実物確認」の4つを準備する
  • リフォーム後も、住みながら微調整していけばいい

そうそう、その通り! 収納リフォームの後悔は、事前のちょっとした準備でほとんど防げるものばかりなんだよ。今日話した内容、家族みんなで一度話し合ってみてね。

「部員諸君、今日はここまでにしよう。あなたの家の収納の悩み、実はワシらのところにもたくさん届いているんだ。

同じような後悔談、ぜひSNSでも聞かせてほしいぞ」

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