
「リフォーム会社が多すぎて、どこに頼めばいいか分からない」
そんな不安を抱える方は多いはずです。
今回は、築20年の中古マンションを購入し、リノベーションを検討中のアヤさん一家と、リノベ部のコウカイ鳥さんの会話形式で、後悔しない会社選びのポイントをわかりやすく解説します。
Contents
今日のご相談者さん
- アヤさん30代:今日の質問役。パートをしながら家族のスケジュールを管理
- 夫さん40代:在宅ワークの日も多いパパ
- ハルちゃん(小学生):リビング学習が好きな長女
- ソラくん(年少):おもちゃがどんどん増える長男
この記事の結論
- リフォーム会社は大きく5タイプ。家族の優先順位によって合う会社が変わる
- 見積もりは最低2〜3社を比較するのが基本
- 契約前に「一式の中身」「保証」「追加費用の考え方」の3点を必ず確認する

コウカイ鳥さん、聞いてもいい?そろそろリノベーションを本格的に考えたいんだけど、会社が多すぎて何から手をつけたらいいか分からなくて……。
それ、みんな最初にぶつかる壁だよ。今日はアヤさんちみたいな4人家族が「これで良かった」と思える会社選びのコツを、順番に整理していこうか。

Q1. なぜ、会社選びで後悔する人が多いの?

友達が「リフォームで揉めた」って言ってたのが、正直ちょっと怖くて……。
その不安、データにも表れているよ。リフォーム経験者の約4人に1人が「仕上がりに不満」を感じていて、その主な原因は業者選びの失敗なの。

さらに、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの統計(2025年版)によると、2024年度に寄せられた相談のおよそ7割が契約トラブル。
多くは「契約内容が分かりにくかった」「思っていたより費用がかさんだ」というすれ違いが原因なんだ。

じゃあ、腕がいい会社かどうかより先に、確認すべきことがあるってことね。
その通り。「良い会社を探す」んじゃなくて、「うちの家族に合うタイプを知って、契約前にちゃんと確認する」。これが一番の近道だよ。


Q2. 会社にはどんなタイプがあるの?我が家に合うのはどれ?

会社のサイトを見ても、正直どこも同じに見えちゃって……。
実は、会社は大きく5タイプに分けられるの。表で見てみよう。

| タイプ | 特徴 | 得意なこと | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| ①大手不動産系列 | 新築マンション開発グループのリフォーム部門 | 長期保証・倒産リスクの低さ・洗練されたデザイン | 個性的なデザインは対応範囲を要確認 |
| ②不動産仲介系(ワンストップ型) | 中古物件の仲介とリフォームを同じ会社が提供 | 物件探しからリノベまで一括対応 | 「不動産」と「工事」どちらが本業かで得意分野が変わる |
| ③リフォーム・リノベーション専門会社 | 数名〜全国展開まで幅広い規模 | 個性的なデザイン、柔軟な要望対応 | 中古物件の仲介は基本的に対応外 |
| ④設計事務所 | 設計と施工を分離して依頼する形態 | 唯一無二のデザイン性、施主側に立ったチェック機能 | 設計料が別途発生することが多い |
| ⑤工務店(地域密着) | 地域に根ざした職人集団 | コストを抑えやすい、要望が固まっている人向け | 会社規模により対応できる工事範囲に差がある |

これだけでも大分イメージが変わる!うちみたいに「収納をしっかり考えたい」「子ども部屋と在宅ワークスペースを両立させたい」場合は、どこが向いてるの?
それなら要望を柔軟に聞いてくれる③専門会社や、物件探しから収納計画まで一緒に考えたいなら②のワンストップ型が候補になりやすいよ。ただしタイプだけで決めつけず、実際の施工事例で「収納・動線の提案力」を見せてもらうのが一番確実。

Q3. うちみたいな4人家族、会社選びで特に見るべきポイントは?

ハルは「リビングで宿題したい」って言うし、ソラのおもちゃはどんどん増えるし……。夫も週2回は家で仕事してるし。全部欲張りかな?
全然欲張りじゃないよ。むしろ2026年のリノベーションは、まさにその方向性が主流なの。

- 家事動線とセットの収納計画:「どこに何をしまうか」だけでなく「どう動けば家事が終わるか」まで考える設計が今の定番。家族の持ち物を1か所に集めるファミリークローゼットは特に人気
- フレキシブルなワークスペース:夫さんの在宅ワークのように、リビングの一角や個室を状況に応じて使い分けられる間取りへの需要が続いている
- 将来の変化に対応できる可変性:ハルちゃんとソラくんの成長に合わせて、間仕切りで部屋を分けられるような柔軟な設計も、長く使う家だからこそ大事な視点

じゃあ、会社を見るときは「収納や動線の実例をどれだけ持っているか」を聞けばいいのね。
その通り!「お子さんの成長に合わせた間取り変更の実例はありますか?」と聞いてみて。
答えに具体性がある会社は、家族構成をちゃんと考えてくれる証拠だよ。


Q4. 費用感がまだつかめなくて不安……

正直、総額いくらくらい見ておけばいいのか分からなくて。

2026年時点の目安はこんな感じだよ。
| 物件種別 | 費用相場のめやす |
|---|---|
| マンション | 15万〜20万円/㎡ |
| 戸建て | 10万〜22万円/㎡ |
※あくまで目安。物件の状態・築年数・設備グレード・こだわり度合いによって総額は変動します。同じ条件で複数社に見積もりを依頼して、内訳を比較するのが失敗回避のコツ。一般的な相見積もりの平均社数は2〜3社ほどと言われているので、最低2社は比較してみてくださいね。
Q5. 補助金とか、活用できる制度ってあるの?

友達が「補助金使った」って言ってたけど、うちも対象になるのかな?
2026年は、断熱窓の改修を支援する「先進的窓リノベ2026事業」が実施中だよ。
内窓の設置や窓交換などの工事内容に応じて、一戸あたり5万円〜最大100万円の補助を受けられる可能性があるの(工事期間は2025年11月28日〜2026年12月31日)。

ただし予算枠や対象条件が細かく決まっているから、「この制度を扱った実績があるか」を会社選びの質問に加えるのがおすすめ。断熱性能を上げると、冬のヒヤッと感や結露対策にもなるので、小さいお子さんがいる家庭には特に嬉しいポイントです。

Q6. 良い業者・悪い業者、どこで見分ければいい?

契約する前に、ここだけは絶対チェック!というポイントを教えて。
チェックリストにしておいたよ。契約前に一つずつ確認してみて。

- 見積書の項目が「一式」ばかりでなく、商品名・品番まで明記されているか
- 契約書に工事範囲・工期・支払いタイミング(着手金・中間金・完了後支払い)が明記されているか
- 追加工事が発生した場合の見積もり手順・費用の考え方が事前に説明されているか
- 保証期間とアフターサービスの内容(定期点検の有無・対応スピード)が明確か
- 万が一の倒産リスクに備えた保証制度があるか
- 施工事例が、実現したいイメージ(収納・動線・デザイン)と一致しているか
- 補助金制度(先進的窓リノベなど)の活用実績や申請サポートがあるか

これ、スマホにメモして見積もりの日に持って行く!

Q7. 見積もりの場で、実際何を聞けばいいの?

緊張すると思うから、そのまま読み上げられる質問リストを用意したよ。
- 「一式」に含まれる部材の商品名・品番を教えてください
- この見積もりの有効期限はいつまでですか?
- 契約後に仕様変更があった場合、費用と工期はどう変わりますか?
- 保証期間中に不具合が出た場合、誰が・どのくらいの期間で対応してくれますか?
- 担当の設計士・現場監督は、契約から引き渡しまで同じ方が担当しますか?
- 子育て中の家庭で、収納や動線を工夫した実例はありますか?

これなら聞き忘れなさそう。
ちゃんとした会社なら、この質問にすらすら答えてくれるはず。逆にはぐらかされたら要注意信号だよ。

Q8. 実際にあったトラブル、教えて……

ちょっと怖いけど、知っておきたい。
一般的な傾向として、こんな話をよく聞くよ。

- 「一式」表記の見積もりで契約したら、着工後に「これは別料金です」と追加請求が発生した
- 担当者が途中で変わり、当初の要望(収納の希望など)がうまく引き継がれていなかった
- 保証の範囲だと思っていた不具合が、実は設備メーカー保証と工事保証で対象が分かれていて、どちらにも該当しなかった
いずれも、契約前にQ6・Q7の内容を確認していれば防げた可能性が高いケース。面倒でも一つずつ確認することが、結果的に一番の近道になります。
まとめ:アヤさんち、次の一歩は?

今日の話をまとめると、こうだね。
- 会社は5タイプ。まずは家族の優先順位(収納・デザイン・費用・物件探し)を整理する
- 2026年は断熱性能や補助金、収納・ワークスペースなど「暮らしやすさ」の視点も比較材料に
- 見積もり・契約時はチェックリストと質問リストを使って、曖昧なまま進めない
- 最低2〜3社は比較して、子どもの成長にも寄り添ってくれる会社を選ぶ

ありがとう、コウカイ鳥さん!なんだか会社選び、怖くなくなってきた。まずは候補を3社くらいピックアップしてみるね。
うんうん、その調子!実果さんちにぴったりの1社と出会えますように。みなさんも、会社選びで気をつけたことやヒヤリとした体験があったら、ぜひSNSで聞かせてくださいね。
