
キッチン・浴室・トイレをまとめてリフォームした4人家族に、リノベ部のコウカイ鳥が突撃取材。
よくある失敗パターンと、後悔しないための3つのポイント、リアルな費用感をお届けします。
Contents
今日はこんな話を聞いてきたよ

こんにちは、リノベ部のコウカイ鳥です。
今日は、去年の秋にキッチン・浴室・トイレをまとめてリフォームしたご家族のもとへ飛んでいってきました。
お話を聞かせてくれたのは、30代ママのアヤさん。ご家族は40代のご主人、小学生の長女ちゃん、年少さんの長男くんの4人暮らしです。
共働きで忙しい毎日を送るアヤさんが、水回りリフォームでどう暮らしが変わったのか。
リアルな声をたっぷり聞いてきました。
そもそも、なぜ水回りリフォームを決意したの?

アヤさん、今日はよろしくお願いします!まず、リフォームを決めたきっかけから聞かせてください。

よろしくお願いします。きっかけはシンプルで、築20年近くたち、キッチンの換気扇の音が気になったり、冬のお風呂の床がヒヤッと冷たかったり…。
下の子がまだ年少で、お風呂で滑りそうになったこともあり、「直したほうがいいよね」と夫と決めました。
最初はお風呂だけのつもりだったとか。


そうなんです。
でも業者さんに相談したら、「キッチンの給排水管もそろそろ寿命が近いかもしれません」と言われて。それなら水回りをまとめてやろうと。結果的にこれが大正解でした。
コウカイ鳥メモ
築20年前後の住宅は、給排水管の耐用年数(一般的に20〜30年程度)に差し掛かるタイミング。見た目がキレイでも配管の劣化が進んでいることがあるので、1箇所をリフォームする際は他の水回りの状態もあわせてチェックしてもらうのがおすすめだよ。
失敗しないポイント①:動線設計は「家族の1日」から逆算する
リフォームで一番こだわったポイントはどこですか?


動線ですね。
うちは共働きで、朝はとにかく戦争です(笑)。夫がお弁当を作り、私が子どもたちの支度をして…。以前は洗面所とトイレが離れていて、朝の動線がぐちゃぐちゃでした。
それは大変だ…!具体的にはどう変えたんですか?


設計士さんに、実際の朝の動きを紙に書いて見せたんです。
そうしたら、洗面台を2ボウルにして、トイレをすぐ隣に配置するプランを提案してくれて。今は朝の渋滞がかなり減りました。
先に設備を決めるんじゃなく、生活の流れを見てもらったんですね。


「先にショールームでキッチンを決めて、間取りを合わせようとして失敗した」という友人の話も聞いていたので、うちは順番を逆にしてよかったです。
ここでのポイント
設備を先に決めず、まず家族の1日の動きを書き出してから間取りを考えると、動線の失敗を防ぎやすくなります。

失敗しないポイント②:設備のグレードは家族の優先順位で決める

キッチンや浴室の設備は、グレードで悩みませんでしたか?

めちゃくちゃ悩みました(笑)。
最初はショールームの最上位グレードに目移りしたんですが、夫と「うちに本当に必要な機能は何か」を話し合いました。

どんな結論になったんですか?

子どもがまだ小さいので、お風呂の床の滑りにくさと浴槽のまたぎやすさを最優先に。
逆にキッチンの天板は、憧れの天然石ではなく人工大理石にランクを下げて、その分食洗機を大容量タイプにグレードアップしました。共働きだと食洗機の容量が日々の負担を大きく左右するので。
コウカイ鳥:

全部を最高グレードにするんじゃなく、家族に合わせてメリハリをつけたんですね。

そうですね。「せっかくだから」で全部良いものを選ぶと、あっという間に予算オーバーしてしまうので。
優先順位を決めておいたのは本当に良かったです。
失敗しないポイント③:見えない部分の点検を後回しにしない
最初に話してくれた「配管の寿命」の話、もう少し詳しく聞いてもいいですか?


実は最初、「見た目をきれいにするだけでいいかな」と軽く考えていました。でも業者さんが床下と壁の中も点検してくれて、キッチン下の配管に軽いサビが見つかったんです。
もし気づかずにいたら、数年後に水漏れしていたかもしれないと言われて、正直ゾッとしました。
見えない部分だからこそ、ですね。


そうなんです。表面だけデザインを新しくしても、中身が古いままだと意味がないんだなと痛感しました。
コウカイ鳥メモ
ここ、見えないからこそ大事なんだよ。水回りリフォームを検討するときは「配管・床下・断熱材の状態も点検してもらえますか?」と一言聞いてみるのがおすすめ。特に築20年を超える住宅は要チェック!

かかった費用のリアル

気になる方も多いと思うので、費用感も教えてください。
| 箇所 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| キッチン | 約130万円 | 天板は抑えめ、食洗機は大容量に |
| 浴室(ユニットバス交換) | 約90万円 | 滑りにくい床・浴室暖房乾燥機を追加 |
| トイレ・洗面台 | 約60万円 | 洗面台を2ボウルに変更 |
| 配管補修・下地工事 | 約25万円 | 点検で見つかったサビ部分の補修 |
| 合計 | 約305万円 | 工期はおよそ3週間 |
まとめてリフォームしたことで、費用を抑えられた部分もあったとか?


はい、養生や解体費用を共有できたので、個別に頼むより2〜3割ほど抑えられました。
工事期間中の断水などの影響が1回で済んだのも、共働き世帯にはありがたかったです。
アヤさんファミリーからのアドバイス
最後に、水回りリフォームを考えている読者さんにメッセージをお願いします!


私たちも最初は「とりあえずお風呂だけ」のつもりだったので、大きく構えなくても大丈夫だと思います。
意識してほしいのは次の3つです。
- ①生活動線を先に整理すること
- ②設備は家族に合わせて優先順位をつけること
- ③見えない部分の点検を省略しないこと
この3つを意識するだけで、後悔はかなり減ると思います。
子どもたちも「新しいお風呂、気持ちいい!」と毎日喜んでいて、それが一番の収穫かもしれません(笑)。

アヤさん、今日は貴重なお話をありがとうございました!

まとめ
今回のインタビューで見えてきたのは、水回りリフォームの満足度を左右するのは「設備の豪華さ」よりも、家族の暮らし方に合わせた順番と優先順位だということ。
- 動線設計を、設備選びより先に固める
- グレードは価格ではなく、家族の優先順位で決める
- 見えない部分(配管・下地)の点検を省略しない
派手さはないけれど、この3つを押さえるだけで毎日の「気持ちよさ」がぐっと変わります。これから水回りリフォームを検討する部員のみなさんの参考になれば嬉しいです。
※本記事の費用相場は取材時点でのご家庭の実例です。地域や建物の状態によって変動するため、実際の工事前には複数業者からの見積もりをおすすめします。