リノベーション

戸建てとマンション、リノベで迷ったら読む記事|費用・維持費・子育て目線で比較

こんにちは、コウカイ鳥です。今日はいろんな家を飛び回って、話を集めてきたよ。

今回お邪魔したのは、アヤさん(30代・小学生の娘さんと年少さんの息子さんのママ)と、夫さん(40代・パパ)のご家族。「中古物件を買ってリノベしたい」と検討を始めたばかりで、休日にマンションのモデルルームと戸建ての内見をハシゴしては、ヘトヘトになっていたご夫婦なんだ。

「結局、戸建てとマンション、リノベするならどっちがお得なの?

というアヤさんの一言から始まった今回の取材。

夫さんも交えて出てきた疑問を、リノベ部の部員たちに持ち帰って答えてもらったよ。さっそく見ていこう。



Q1. アヤさん「そもそも、リノベ費用ってどのくらい違うんですか?」

これはみんな一番気になるところだよね。部長、率直なところどうなの?

工事費の目安を比較すると、こんな感じだ。

項目中古マンション中古戸建て
リノベ費用の㎡単価目安15万〜20万円/㎡10万〜22万円/㎡
70㎡(マンション)/100㎡(戸建て)の場合約1,050万〜1,400万円約1,000万〜2,200万円
フルスケルトンリノベ(60㎡目安)約900万〜1,200万円建物の状態次第で大きく変動

注目してほしいのは、戸建てのほうが金額の「幅」が広いという点。

マンションは専有部分(壁の内側)だけを触るのが基本なので、工事範囲がパターン化されていて見積もりのブレも小さめ。

一方、戸建ては基礎・屋根・外壁・耐震補強まで、マンションなら管理組合が担ってくれる部分も自分で背負うことになる。

築年数が古い物件で雨漏りやシロアリ被害、断熱材の劣化が見つかると、想定より数百万円単位でふくらむことも珍しくない。

逆に状態の良い物件なら、内装だけの改装で比較的安く抑えられることもある。

「戸建ては安い」じゃなくて「戸建ては物件次第でブレる」ってことなんですね…!

その通り。だから戸建てを検討するなら、契約前に「インスペクション(建物状況調査)」を入れて、構造・雨漏り・シロアリの状態を必ず確認しておくことを強くおすすめするぞ。ここをケチると、あとから予算が跳ね上がる一番の原因になる。


Q2. 夫さん「資産性とか住宅ローンの面だと、どっちが有利なんですか?」

夫さんはお金の話、やっぱり気になるみたいだったよ。

ポイントは「物件購入費+リノベ費用」をセットでローンに組み込めるかどうか。

中古物件の購入とリノベーションを一体で借りられる住宅ローン商品も増えているので、物件を決める前に「リノベ費用込みでいくら借りられるか」を把握しておくと安心だ。

金利タイプの選び方や借り換えの判断は専門性が高いので、無料の住宅ローン診断サービス(モゲチェックなど)を使って、年収や希望借入額から自分たちに合った選択肢を先に知っておくのも現実的な進め方だ。具体的な損得は状況によって変わるので、あくまで「選択肢を把握する」ための情報収集として活用してほしい。

資産性の面では、マンションは流通量が多く、将来売却するときの「買い手の見つかりやすさ」に強みがある傾向がある。一方、戸建ては土地の資産価値が残るため、立地によっては長期的な資産保全という観点で選ばれることも多い。将来住み替える可能性があるかどうかで、判断も変わってくるところだ。

なるほど…「将来また引っ越すかもしれない」かどうかも、判断材料になるんですね。


Q3. アヤさん「子どもがいる家庭だと、マンションと戸建てで気をつけるポイントは違いますか?」

ここはママならではの視点だね。

マンションで気をつけたいこと

  • 上下階・隣戸への生活音。管理規約で床の遮音等級が決められていることが多いので、リノベ時に床材を変えるなら要チェック
  • 共用部の使い方(ベビーカー置き場、エレベーターなど)は管理組合のルールに沿う必要がある
  • 一方で、オートロックなど防犯面のメリットを感じる家庭は多い

戸建てで気をつけたいこと

  • 音の制約は少ない分、庭や外構の安全対策(道路への飛び出し防止など)は自分たちで設計する必要がある
  • 収納は自由に増やせる反面、動線設計を最初に考えないと片付かない家になりがち
  • 階段や吹き抜けがある間取りは、転落防止の造作(手すり・ゲートの設置スペース)をリノベ時点で仕込んでおくと安心

うちは下の子がヤンチャ盛りだから、戸建てなら階段のことは最初から考えておいた方がよさそうですね。マンションなら、逆に「下の階に響かないか」がずっと気になりそう…。

そうなんだ。どちらを選んでも子育て特有の悩みどころはあるから、内見の段階で「うちの子がここで走り回ったら」を具体的にイメージしてみるのがコツだぞ。


Q4. 夫さん「初期費用はわかったけど、住んでからのランニングコストはどっちが安いんですか?」

これ、意外と見落としがちなポイントなんだよね。

ここが今回いちばん伝えたいポイントだ。物件購入時の「リノベ費用」だけを比べて満足してはいけない。住み始めてからずっとかかるランニングコストまで含めて考える必要がある。

マンションのランニングコスト

  • 管理費(共用部の清掃・設備維持など):目安は月1万〜2万円程度
  • 修繕積立金(将来の大規模修繕に備える積立):築年数が進むほど値上がりしやすく、月1万〜2万円程度が目安
  • 駐車場・駐輪場の使用料(利用する場合)

マンションは住み続ける限り「毎月の固定費」が発生し続ける。修繕積立金は総会で値上げが決議されることもあるので、想定より負担が増えるケースもある。

戸建てのランニングコスト

  • 固定資産税・都市計画税(マンションより評価額が低めに出やすい傾向)
  • 外壁・屋根の再塗装や防水工事(10〜15年に一度、まとまった費用が必要)
  • 給湯器やシロアリ対策など、設備トラブルはすべて自己負担・自己判断

戸建ては毎月の固定費こそ軽いものの、10年に一度くらいのペースでまとまった出費が発生する。自分たちで計画的に修繕費を貯めておく意識が必要になるぞ。

毎月の負担が軽いか、まとめて来るかの違いってことですね。


Q5. アヤさん「使える補助金とか、減税制度ってあるんですか?」

これは知ってるかどうかで差が出るポイントだよね。

国や自治体は、住宅の省エネ化を後押しする補助金・減税制度を継続的に実施している。代表的なものはこちら。

  • 窓の断熱改修に関する補助制度(内窓の設置や窓の交換など):年度ごとに名称や要件が更新される
  • 既存住宅の省エネ改修を対象とした支援制度:断熱・省エネ性能を高める改修に対する補助
  • 住宅ローン控除・リフォーム減税(所得税控除):中古住宅の購入とリノベを合わせて借り入れた場合や、耐震・省エネ・バリアフリー改修を行った場合に対象になることがある

注意点:これらの制度は予算の上限に達し次第、年度の途中でも受付が終了することがある。「補助金がもらえる前提」で資金計画を組むと、後で予算が合わなくなるリスクがあるので、契約前に必ず最新の公募状況を確認してほしい。

制度って毎年変わるんですね…。その都度ちゃんと調べないとダメそう。


Q6. 夫さん「見積もりって、1社だけで決めちゃダメなんですか?」

これ、リノベ部が一番口を酸っぱくして伝えているポイントなんだ。

その通り。同じ内容の工事でも、見積もりが業者によって数百万円単位で変わることがある。最低でも2〜3社は比較したいところだ。

タウンライフリフォームのような、複数のリフォーム会社からまとめて間取り提案・見積もりを取り寄せられるサービスを使えば、1社ずつ問い合わせる手間を省きながら相場感をつかめる。

「マンションならいくら、戸建てならいくら」と両方のパターンで見積もりを取ってみると、この記事で紹介した相場感が、自分たちの物件条件だとどう変わるかが具体的に見えてくるはずだ。

リノベーション

【2026年最新】リフォーム会社の選び方|後悔しない一括見積もりサイトの使い分け方

2026/7/28  

※本記事はPRを含みます。当サイトのリンクから申し込みがあった場合、運営者に紹介料が入ることがあります。 Contents「結局、どこに頼めばいいの?」4人家族のリアルな悩みから始まりましたリフォーム ...

数字だけ見て悩むより、実際に見積もりを取ってみた方が早そうですね。


Q7. アヤさん「結局、私たちはどっちを選べばいいんでしょうか…?」

最後に、一番のお悩みだね。

部員の回答

正直に言うと、「絶対にこっちが得」という万能の答えはない。ただ、今回の話を整理すると、判断の軸はこの3つに集約されるぞ。

  1. 初期費用の予算感:物件の状態次第でブレやすい戸建てか、比較的安定しているマンションか
  2. 将来の維持費の受け止め方:毎月コツコツかかるマンションか、10年に一度まとまってかかる戸建てか
  3. 暮らし方の優先順位:利便性・防犯・管理のしやすさか、庭や間取りの自由度、音の制約の少なさか

アヤさんファミリーのように子どもがまだ小さく、これからの成長も見据えたい家庭であれば、①5年後・10年後の暮らし方までイメージすること、②戸建てならインスペクション、マンションなら管理組合の修繕計画を事前に確認すること、この2つを押さえておけば、大きな失敗はぐっと減らせるはずだ。

数字だけじゃなくて、うちの暮らし方に合わせて考えればいいんですね。なんだかスッキリしました!


まとめ:今日聞いてきた話のポイント

  • 工事費の㎡単価だけを見れば戸建てが安く収まる可能性もあるが、物件の状態次第でブレが大きい
  • マンションは「継続的な固定費」、戸建ては「まとまった将来費用」、それぞれ発生する
  • 子育て家庭ならではの気になるポイント(音・安全対策・収納動線)も、マンションと戸建てで違う
  • 補助金・減税制度は積極的に活用しつつ、内容は年度ごとに変わるので都度最新情報を確認する
  • 資金計画は「物件+リノベ費用+将来の維持費」までセットで考え、複数社の見積もりを比較するのが鉄則

アヤさんファミリーも「まずは両方のパターンで見積もりを取ってみます」とのことだった。続きの様子はまた今度、リノベ部が取材してくるね。それじゃあ、また次の家でお会いしましょう!


本記事で紹介した費用相場・制度は目安であり、実際の金額や適用条件は物件・時期・自治体によって異なります。補助金・減税制度は年度ごとに内容が更新されるため、申請前には必ず最新情報をご確認ください。

-リノベーション