
〜アヤさん一家に聞いた、後悔しない物件選びのリアル〜

こんにちは、リノベ部のコウカイ鳥です。今日はこんな話を聞いてきたよ。
今回お邪魔したのは、中古マンションを購入してフルリノベーションした、アヤさん一家。
- アヤさん(30代・ママ):物件探しの情報収集を担当
- 夫さん(40代・パパ):資金計画とローンを担当
- お姉ちゃん(小学生):新しい学区にドキドキ中
- 弟くん(年少):とにかく走り回りたいお年頃
「南向きにこだわりすぎて、逆に遠回りしました」と笑うアヤさんに、物件探しのリアルな試行錯誤を聞いてきたよ。
Contents
「最初は南向き以外、考えられませんでした」
アヤさん、最初はどんな条件で探してましたか?


恥ずかしながら、最初は「南向き・角部屋・駅徒歩10分以内」でしか探していませんでした(笑)。友人の家が南向きで明るくて、子どもたちものびのびしてる姿を見て、「うちもああいう家にしたい」と思い込んでいたんです。
実際、探してみてどうでした?


条件を絞りすぎて、候補がほとんど出てきませんでした。たまに条件に合う物件があっても、予算オーバーか、逆に「なぜこんなに安いんだろう」という物件ばかりで。何件も内見して、正直かなり疲れてしまいました。
「なぜこんなに安いんだろう」、そこは大事なポイントですね。理由はあったんですか?


はい。不動産屋さんに聞いたら、管理組合の修繕積立金がずっと据え置きで、将来大幅値上げの可能性がある物件だったんです。方角と価格だけ見て、そこまで頭が回っていませんでした。

「方角より先に、構造を見てください」と言われて
そこから、探し方は変わりましたか?


はい。リノベーション会社さんに「方角より先に、まず構造を見てください」と言われて、目からウロコでした。
構造、というと?


マンションには「ラーメン構造」と「壁式構造」があるそうです。柱と梁で建物を支えるラーメン構造の方が、間取り変更の自由度が高いと教わりました。うちは将来、子ども部屋を仕切り直したり、リビングを広げたりしたかったので、そこは絶対条件にしました。

ここ、見えないからこそ大事なんだよ。壁式構造だと、部屋の中に「動かせない壁」が多く残っていることが多いんだ。内見のときに「この壁は構造壁ですか?」と一言聞くだけでいいから、ぜひ確認してほしいな。
他にも「方角より大事だった」ことはありますか?


配管の位置ですね。キッチンと洗面所をつなげたかったんですが、パイプスペースの位置によっては水回りを大きく動かせないことがあると教わりました。あと、床が二重床かどうかも重要だそうです。
モグ太より一言
配管まわりも「見えない部分の後悔」の代表格。二重床なら床下に配管を通しやすく、間取り変更の自由度が上がるんだ。逆に直床だと制約が大きくなりやすいから、ここも要チェックだよ。
「管理組合の中身、あんなに真剣に見るとは思いませんでした」
管理組合まわりのチェックも、丁寧にやられたそうですね。


正直、そこまで真剣に見るとは思っていませんでした(笑)。
夫が「長期修繕計画があるか」「積立金がその計画に対して足りているか」「総会の議事録に変な議題が出ていないか」を、資料を取り寄せて確認してくれました。
同じ築年数・同じ間取りでも、管理組合の運営がしっかりしているマンションの方が、将来の値上がりリスクが低い印象でした。
ブブ部長より一言
管理費と修繕積立金は、月々の負担として2万円台後半くらいが一つの目安になることが多いぞ。これより極端に安い物件は、一度立ち止まって長期修繕計画や積立金の残高を確認してほしい。老朽化マンションの管理体制を見直す動きも進んでいるから、これからの物件選びでは「管理組合がどれだけちゃんと動いているか」がますます重要になっていくと思うんだ、部員諸君。
総戸数はどうでした?


迷いました。戸数が少なすぎると一戸あたりの負担が重くなりやすいと聞いて、最終的には戸数がある程度まとまっているマンションを選びました。極端に小規模でも大規模でもない、真ん中くらいの規模が、結果的にコストパフォーマンスが良かった気がします。

「日当たりは、方角じゃなくて工夫で変わりました」
最終的に選んだのは何向きの部屋だったんですか?


実は東向きの角部屋なんです。最初は不安だったんですが、朝と夕方、時間を変えて2回内見させてもらったんです。角部屋だから窓が2面あって、朝はしっかり明るい。むしろ夏場は西日が入らないぶん、涼しく過ごせています。
方角だけでなく、角部屋や窓の数でカバーできたんですね。


そうなんです。リノベのときに、リビングと隣の部屋の間に室内窓をつけてもらって、廊下側からも光が回るようにしました。「方角が変えられないなら、光の通り道を増やせばいい」という発想の転換ですね。
子育て世帯ならではの視点で、他に重視したことは?


キッチンから子どもたちの様子が見える「回遊動線」は絶対条件でした。あと、玄関からリビングまでの動線に、ランドセルや上着をポイッと置ける収納スペースを作ったのは、本当にやってよかったです。
「お金の話、夫婦でちゃんと分担してよかった」
資金計画は夫さんが担当されたんでしたね。


はい。物件価格だけでなく、管理費・修繕積立金・リノベーション費用を全部含めて、月々どのくらいの負担になるか、夫が表にまとめてくれました。早めに目安を知れたのは、大きな安心材料になりました。
ローンはどう調べましたか?


夫が住宅ローンの金利タイプを診断してくれるサービスを使って、自分たちに合いそうな借り方の選択肢を先に把握していました。物件探しと同時進行でお金の話を進められたのは、精神的にすごく楽でしたね。
リフォーム会社選びは?


1社だけに決めるのは怖かったので、間取り提案と見積もりを同時にもらえる一括見積もりのサービスを使って、複数社を比較しました。比較して初めて、うちの希望と相性がいい会社が分かりました。

費用感の目安(アヤさん一家のケースを参考に)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 管理費+修繕積立金(月額) | 2万円台後半程度が一つの目安(エリア・築年数により変動) |
| 修繕積立金 | 築年数が上がるほど、大規模修繕に向けて上昇する傾向 |
| フルリノベーション費用 | 広さ・工事内容により幅があるが、1㎡あたりで考えると計画が立てやすい |
※金額はあくまで目安です。実際の資金計画は、物件価格・管理費・修繕積立金・リノベーション費用をまとめて確認したうえで、ご自身のケースに当てはめて検討してください。
コウカイ鳥、今日の取材を終えて

「南向きにこだわりすぎて、遠回りしました」というアヤさんの一言、心当たりがある部員も多いはず。アヤさん一家がたどり着いた優先順位は、こんな順番だったよ。
- 構造(間取り変更の自由度)— ラーメン構造か壁式構造か
- 配管・床の構造(水回りを動かせるか)— パイプスペースの位置、二重床かどうか
- 管理組合の健全性(修繕積立金・長期修繕計画)— お金の管理がちゃんとしているか
- 総戸数と管理費のバランス— 極端に小規模・大規模でないか
- 日当たりは角部屋・窓の数・間取りの工夫でカバー— 方角は最後の微調整でOK
「南向きじゃないから」という理由だけで候補から外していた物件が、実は構造も配管も管理状態も申し分ない掘り出し物だった、というのはよくある話。方角へのこだわりを一段階手放してみると、選択肢がぐっと広がるはずだよ。
部長より、物件が決まった部員たちへ

物件の目星がついたら、次に動くのは「資金計画」と「リフォーム会社選び」だぞ、部員諸君。
住宅ローンの検討には、金利タイプの診断サービスを使って、自分に合った借り方の選択肢を早めに知っておくと、物件探しと並行して見通しが立てやすくなる。アヤさん夫婦のように、専門家が関与した診断サービス(モゲチェックなど)を使えば、一般的な情報として金利タイプの選択肢を把握するのに役立つはずだ。
※個別の金利や損得を断定するものではなく、あくまで選択肢を知るための参考にしてほしい。
リフォーム会社選びには、1社だけに絞らず、複数社から間取り提案や見積もりをまとめて取り寄せられるサービスを使うと比較がしやすい。タウンライフリフォームのように間取り提案と見積もりを同時にもらえるサービスや、ホームプロ・リショップナビのように登録会社に一定の審査基準を設けているサービスなど、それぞれ特徴が異なる。アヤさん一家のように、1社だけの提案を鵜呑みにせず、複数社を比較したうえで判断するのが、業者選びで後悔しないコツだぞ。
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構造・配管・管理状態をしっかり見極めたら、次はいよいよ資金とリフォーム会社選びだ。焦らず一つずつ、部員諸君のペースで進めていこう。