リノベーション

マンションリノベ、近隣への挨拶や同意書ってやっぱり必要?先輩ママに聞いてみた

今日はこんな話を聞いてきたよ。築30年超えの中古マンションを買って、フルリノベを計画中というアヤさん一家のお宅にお邪魔してきたんだ。

アヤさん(30代・パート勤務のワーママ)、夫さん(40代・在宅ワークとオフィス勤務のハイブリッド勤務)、小学生のお姉ちゃん、年少さんの弟くんの4人家族。中古マンションを購入し、これから水回りと床のリノベを予定している、まさに今リノベ検討中のご家庭です。

「工事会社さんに『同意書が必要かも』と言われて…」

内見のときはワクワクしてたんですけど、いざ工事の打ち合わせが始まったら「近隣の同意書が必要になるかもしれません」って言われて。え、そんなのいるの?って正直びっくりしました。

わかる、わかる。突然出てくるとびっくりするよね。でもこれ、実はマンションに住むなら誰もが一度は通る道なんだ。順を追って聞いてくね。

Q1. そもそも「同意書」って何のためにあるの?

戸建てだったら聞いたことなかった気がするんですけど、マンションだけなんですか?

そうそう、マンションならではの話なんだ。分譲マンションには、住んでいる人みんなで守る「管理規約」というルールブックがあってね。

その中に、リフォーム工事をするときの決まりごとが書かれていることが多いんだよ。

管理規約でとくにチェックしておきたいのは、この3つです。

  • 工事ができる曜日・時間帯(例:平日9〜17時のみ、土日祝は禁止など。近年は土曜日も禁止するマンションが増えている)
  • 床の遮音性能の基準(フローリングに変更する場合の等級指定)
  • 近隣住民からの同意書が必要かどうか

うちのマンション、まだ管理規約をちゃんと読んでないかも…。

実はそこ、すごく大事。管理会社さんに「専有部分のリフォームに関する手続き細則」を見せてもらうのが一番確実だよ。


マンションによっては、そもそも規約に工事の事前承認ルールがきちんと書かれていないところもあるんだけど、その場合こそ逆に丁寧な配慮が必要になるんだ。

Q2. マンションのルール、これからも変わっていくの?

友人が「マンションのルールって最近見直しが進んでるらしいよ」って言ってたんですけど、本当ですか?

うん、実はマンション関連の法律や「マンション標準管理規約」(国がつくっている、各マンションの規約のお手本)は、これまでも時代に合わせて何度か見直しがされてきているんだ。

特に、建物や住民の高齢化が進むなかで、管理組合の意思決定をしやすくするための見直しが今も進められているところなんだよ。


具体的には、共用部分の変更にかかわる決議のハードルを下げたり、総会の成立要件を見直したりといった動きが進んでいます。つまり、これから管理規約そのものが改訂されるマンションは今後も増えていく可能性が高い、ということです。

だから、「前に確認したから大丈夫」じゃなくて、契約前・着工前には必ず今の管理規約を確認するクセをつけておくのがおすすめだよ。

Q3. 「遮音等級L-45」って結局どういうこと?

工事会社さんから「床材はL-45対応のものを」って言われたんですけど、正直よくわかってなくて。無垢の床に憧れてるんですが、無理なんでしょうか?

無垢フローリング、いいよね。実は工夫次第でいけるんだ。無垢材そのものには遮音性能がほとんどないんだけど、床下に遮音マットを仕込んだり、二重床工法にすることで基準をクリアしながら、無垢の質感を楽しんでいる方も多いよ。

床の遮音等級(LL-45など)は、多くの管理規約で「これ以上の性能を持つ床材を使うこと」と定められています。

すでに二重床構造になっているマンションの場合、下地自体に遮音性能が備わっているため、仕上げ材にまで一律で高い等級を求める必要性は薄いという見方も、最近は専門家の間で広がってきています。

とはいえ規約に明記されている以上は、まず管理組合のルールに沿って進め、疑問があれば工事会社を通じて確認するのが現実的です。

なお、市場に出回っている防音フローリングは、すでに9割以上がLL-45以下の性能を満たしているというデータもあり、今の建材選びであれば基準クリア自体はそれほど身構える話ではありません。

大事なのは「規約の数字を守ること」そのものより、「下の階の暮らしに配慮すること」というそもそもの目的を忘れないことだね。

Q4. 近隣への挨拶、いつ・誰に・何を伝えればいいの?

挨拶自体は当たり前だと思ってたんですけど、範囲とかタイミングとか、正解が分からなくて。

そこもよく聞かれるところ。目安になる考え方をまとめてみるね。

挨拶する範囲の目安

両隣・上下階・斜め上下を含めた、合計8軒が一般的な目安です。特に「斜め」のお宅は忘れられがちですが、音や振動の影響を受けやすいので要注意。エレベーターや階段をよく使う共用動線沿いのお宅にも一声かけておくと安心です。

タイミング

工事開始の1週間前までに済ませておくのが目安。平日は不在のことも多いので、土日の午前中を狙うと会える確率が上がります。

伝えるべき内容

  • 工事の期間(開始日〜終了日)
  • 作業する曜日・時間帯
  • 工事の内容(何の工事をするか)
  • 緊急時の連絡先(施主または工事会社)
  • 資材搬入・搬出で使う駐車スペースについて

留守のお宅への対応

何度か訪ねても会えない場合は、挨拶文をポストに投函しておくのが一般的です。直接顔を合わせるのが難しいご時世でもあるので、文書での案内も併用すると丁寧です。

手土産は必須じゃないけど、ちょっとしたタオルや洗剤など日用品を添えると印象がぐっと柔らかくなるよ。

工事業者さんの方針もあるので、単独で動かず、必ず相談するのが安心!

Q5. うちみたいに、在宅ワークや小さい子どもがいる家庭ならではの配慮って

うちも夫が在宅ワークの日があるし、下の子はまだお昼寝の時間もあって。逆に自分たちが工事する側になったとき、他のお宅にどう配慮したらいいのか気になります。

いい視点だね。実はこの数年で増えてきた配慮ポイントなんだ。受験生がいるご家庭、夜勤明けの方への配慮に加えて、在宅ワークの方への配慮は、暮らし方の変化とともに一気に増えてきたパターンなんだよ。

すべての要望に完全に応えようとすると、逆に工事そのものが進まなくなってしまいます。

現実的な落としどころとしては、こんな進め方がおすすめです。

  • 着工前の挨拶時に、大まかな工程表(音が出やすい日・作業内容)を共有しておく
  • とくに音の出る作業(解体・穴あけなど)が集中する日は、事前にもう一声かけておく
  • 難しい要望をすべて飲むのではなく、「できる配慮」と「難しい配慮」を工事会社と一緒に整理しておく

工程を見える化して事前に共有しておくだけで、近隣の受け止め方はずいぶん変わるんだ。これは施主さん側の心構えだけじゃなく、信頼できる工事会社を見極めるポイントでもあるよ。

取材を終えて

正直、面倒な手続きだと思ってたんですけど、話を聞いてみたら「これから長くお世話になるご近所さんと、気持ちよく暮らすための準備」なんだって思えました。子どもたちが大きくなるまで住む家だからこそ、ちゃんとやっておきたいです。

そうだね。工事はゴールじゃなくて、新しい暮らしのスタート地点。ここを丁寧にやっておくと、住み始めてからがぐっと楽になるよ。今日はいいお話が聞けました、アヤさん、ありがとう!

まとめ

  • マンションリノベの前提になる管理規約は、工事の曜日・時間、遮音等級、近隣同意の要否まで幅広く定めている
  • マンションのルールは今後も見直しが進んでいく可能性があるため、契約前・着工前には必ず今の規約を確認する
  • 遮音等級(L-45など)は「規約の数字」を守るだけでなく、「階下の暮らしへの配慮」という本来の目的を忘れないこと
  • 近隣挨拶は「範囲8軒」「1週間前まで」「留守宅はポスティング」が基本の目安
  • 在宅ワークや子育て世帯など、暮らし方に合わせた配慮も、今の時代ならではの大切なポイント
  • 戸建てリノベでは基本的にこうした制約はないが、マンションでは「良好なご近所関係」がリノベ後の暮らしの満足度を大きく左右する

※本記事の管理規約・法令に関する情報は一般的な内容をまとめたものです。マンションごとに規約や運用は異なりますので、実際の手続きについては必ず管理会社・管理組合、および施工会社に直接ご確認ください。

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