

「今日はこんな話を聞いてきたよ」
こんにちは、リノベ部のコウカイ鳥です。いろんなお家を飛び回って、体験談を集めているぞ。
今回お邪魔したのは、築年数の古い中古マンションを買ってリノベーションしたご一家。話してくれたのは30代ママのアヤさん。となりには40代パパの夫さん、小学生のお姉ちゃん、年少さんの弟くんも一緒だ。
「新築は高くて手が出なかったから、築古の中古マンションを買ってリノベした」——そう決めるまでに、実際どんなポイントを確認したのか。
じっくり聞いてきたぞ。
Contents
きっかけは「新築を見に行ったときのため息」
まず、中古マンション+リノベを考え始めたきっかけを教えてください。


最初は新築マンションのモデルルームを何件も回っていたんです。でも、希望のエリアだと予算が全然足りなくて……。夫さん、モデルルームで何回ため息ついた?

数えてないけど、結構ついたと思う(笑)。子どもたちの学区も変えたくなかったので、エリアを絞ると新築はほぼ選択肢がなかったんです。

それで築古の中古マンションに目を向けました。同じ予算でも、築年数を古くすれば広さも立地も希望に近づく。ただ、正直「古い物件で大丈夫かな」という不安はかなりありました。

わたし、最初は「古いおうち、こわれてない?」って聞いた!
お姉ちゃんの疑問、実はすごく本質的だぞ。今日はその「こわれてない?」をどう確かめたのか、詳しく聞いていくね。


買う前に確認した5つのポイント
内見のとき、具体的にどこをチェックしたんですか?見た目のきれいさだけじゃ判断できないと思うんですが。


まさにそこです。最初は内装のきれいさに目がいっていました。でも「リノベで直せる部分と、直せない部分がある」と友人にアドバイスされて、意識を変えたんです。
① 管理費・修繕積立金と、修繕の履歴

まず見たのは、管理費と修繕積立金の金額です。周辺の似た物件と比べて、極端に安い物件は避けるようにしていました。
安いと、逆に不安要素になるんだね。


そうなんです。積立金が少ないと、将来まとまったお金を求められたり、急に値上げされたりするリスクがあると聞いて。大規模修繕が計画通り行われてきたかも、書類で確認しました。
② 管理組合がちゃんと機能しているか
管理組合まで見るんですね。


はい。総会の議事録を見せてもらい、出席率や修繕積立金の議論がされているかを確認しました。話し合いが形だけだと、必要な修繕がどんどん先送りされる可能性があると聞いたので。

議事録を見せてもらえるかどうかも、実は一つの判断材料になりました。すんなり出してくれる管理会社さんは、それだけで少し安心できましたね。

③ 耐震基準はどうなっているか
築年数が古いと、耐震も気になるところだよね。


そうなんです。1981年より前に建てられた建物は「旧耐震基準」、そのあとは「新耐震基準」と呼ばれることを、このとき初めて知りました。

うちが選んだ物件はギリギリ新耐震でしたが、旧耐震の物件も何件か見て回りました。旧耐震でも耐震診断や耐震改修で証明書が取れる物件もあるようです。ただ、ローンの審査条件や制度に影響することもあるので、不動産会社と金融機関に直接確認するのが確実だと思います。
④ 配管の状態(見えない部分こそ重要)

これ、うちが一番慎重になった部分です。内見では配管は見えないので、正直わからないんですよね。

共用部分の配管がいつ更新されたか、または更新予定に入っているかを、長期修繕計画書で確認しました。専有部分の配管は自分たちのリノベで新しくできても、共用部分が古いままだと水漏れリスクは残ってしまうので。

実際、内見した別の物件で「過去に漏水事故があった」と聞いて、そこは候補から外しました。担当さんに正直に聞くのが一番です。
⑤ 管理規約でリフォームが制限されていないか
間取りを大きく変えたい希望はあったんですか?


ありました!子どもの成長に合わせて、将来的に部屋を分けられるようにしたくて。でもマンションによっては床材の遮音等級が決まっていたり、配管の位置を動かせなかったりするんです。

管理規約とリフォームの細則を事前に取り寄せて、希望する工事が可能かをリノベ会社さんと確認してから契約しました。ここを飛ばしていたら、たぶん後悔していたと思います。

住んでみて、良かったこと・大変だったこと
実際住んでみて、どうですか?


間取りを大胆に変えられたのは、築古を選んで良かった点です。壁を減らしてリビングを広くしたので、子どもたちが遊ぶスペースもしっかり取れました。

わたしのお部屋、前より広くなった!

ぼくもおおきいおうち、すき!

一方で、修繕積立金は購入時の想定より少し上がりました。ただ、長期修繕計画で「将来上がる可能性がある」と事前にわかっていたので、想定内でした。

見えない部分をちゃんと確認しておいたおかげで、「こんなはずじゃなかった」はほとんどなかったです。強いて言うなら、もっと早くから管理規約を確認する習慣をつけておけば、物件探し自体がもっとスムーズだったかなと思います。
コウカイ鳥まとめ:見えない部分こそ、契約前に確認を
今回聞いた5つのチェックポイントを、あらためて整理するぞ。
- 管理費・修繕積立金と修繕の履歴を確認する
- 管理組合が機能しているかを、総会議事録で確認する
- 耐震基準(新耐震か旧耐震か)を確認し、専門家にも相談する
- 配管の状態、特に共用部分の更新履歴を確認する
- 管理規約上のリフォーム制限を、契約前に取り寄せて確認する
どれも、内見の印象だけではわからない部分だ。「見た目のきれいさ」より先に「見えない部分」を確認する。これが、リノベで後悔しない物件選びの共通点と言えそうだぞ。
なお、耐震基準や配管にかかわる制度・補助金の内容は、時期によって変わることがある。実際に検討するときは、不動産会社や金融機関、専門家に最新の情報を確認してほしい。
アヤさん一家、今日はありがとう!
次回は、物件探しから引っ越しまでの資金計画をもう少し詳しく聞かせてもらう予定だ。物件選びで気になることがあれば、部員のみんなもコメントで教えてくれ。それじゃあ、また次の取材でな。