リノベーション

中古マンション×リノベーション、何からはじめる?後悔しないための進め方ガイド【完全版】


中古マンション×リノベーションの全体の流れを、ある一家のやり取りを通してつかんでいただけるようにまとめました。

気になる項目が出てきたら、それぞれの詳しい記事へ読み進めてください。ブックマークしておくと、迷ったときの道しるべになります。

今日の相談者:アヤさん一家

  • アヤさん(30代):今回の主役。中古マンション購入を機に、リノベーションを検討中。段取り重視でしっかり者だが、初めてのことだらけで不安も多い
  • 夫さん(40代):お金の話に敏感な現実派。「結局いくらかかるの?」が口ぐせ
  • ハルちゃん(小学生):自分の部屋ができることにワクワク中
  • ソラ君(年少):たまに核心をつく一言を挟んでくる末っ子

「部長、中古マンションを買ったのはいいものの、リノベーションって何から手をつければいいのか、正直まったくわかっていなくて……」

「よし、アヤさん一家。その相談、待っておったぞ。リノベーションは情報が多すぎて、最初の一歩でつまずく人がとても多いんじゃ。

じゃが安心してほしい。順番さえ間違えなければ、決して難しいものではない。今日はこの記事で、全体の地図を渡そう。」

中古マンションを購入してリノベーションをする家庭は、年々増えています。

2023年の首都圏では、新築分譲マンションの販売戸数26,518戸に対し、中古マンションの成約件数は35,987件と、中古が新築を大きく上回りました。

「価格を抑えながら、好立地で、自分らしい暮らしを手に入れる」という考え方は、もはや特別なものではありません。

とはいえ、リノベーションは決して安い買い物ではありません。

だからこそ、進め方の順番を知っているかどうかで、満足度も予算の使い方も大きく変わってきます。

この記事では、アヤさん一家と一緒に、リノベ部が考える「後悔しない進め方」を4つのステップで見ていきます。

この記事でわかること

  • 中古マンション×リノベーションの全体の流れ(4ステップ)
  • 各ステップで具体的に何をすればいいか
  • 2026年時点の費用相場と、使える補助金・減税制度の考え方
  • 家族構成別に気をつけたいポイント(子ども部屋、家事動線など)
  • もっと詳しく知りたいテーマ別の関連記事一覧

全体像:リノベーションは4つのステップで進む

「まずは地図全体を見てみよう。中古マンション×リノベーションは、大きく4つのステップに分けられる。」

ステップやること期間の目安
① 準備会社探し・予算決め・理想の整理・現地調査・比較検討・契約1〜3ヶ月
② 打ち合わせ間取り・設備・建材・内装・照明の決定1〜2ヶ月
③ 工事近隣対応・立ち会い・進捗確認2〜3ヶ月(フルリノベの場合)
④ アフター家具・収納・住まいの育て方入居後ずっと

「大事なことを先に言っておく。①準備と②打ち合わせで、成功の8〜9割が決まる。

工事が始まってからジタバタするより、始まる前にしっかり考えるほうが、結局は近道なんじゃ。」

「なるほど……最初が肝心ってことですね。」

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

①「何から始めればいいの?」――準備フェーズ

アヤさん
「予算も決めていないのに、いきなり会社に相談に行ってもいいんでしょうか?」

ブブ部長
「いい質問じゃ。答えは“順番を守れば大丈夫”。リノベ部がおすすめする準備の順番はこの6つじゃ。」

  1. リフォーム・リノベーション会社を探す
  2. リノベーションにかける予算を決める
  3. 自分たちにとって理想の間取り・設備を考えてみる
  4. 現地調査を依頼する
  5. リノベプラン+見積書をもらい、比較検討する
  6. 信頼できるパートナー(会社)を決める

予算はどう決める?

「結局、うちの場合いくら見ておけばいいんでしょう……そこが一番気になります。」

「夫さんらしい質問じゃな。相場を知る前に、まず“家族としてどこまで出せるか”の枠を決めるのがコツじゃ。とはいえ目安がないと決めにくいと思うので、直近のデータを見てみよう。」

中古マンションのリノベーション費用相場(2026年時点)

工事範囲60㎡の場合の目安㎡単価の目安
部分リノベーション約600万円〜
フルリノベーション(スケルトンから作り直し)約900万円〜1,200万円前後15〜20万円/㎡

近年の首都圏の相場では、60㎡でおおよそ900万〜1,200万円前後が一般的です。また業界団体の調査では、マンション・戸建てを問わずリフォーム(リノベ含む)の平均支出は405万円というデータもあり、工事範囲によって金額の幅がとても大きいのが実情です。「フルリノベーションにするか、部分的なリノベーションにするか」を早めに決めておくと、その後の会社選びや打ち合わせがスムーズになります。

ワンポイント

住宅設備メーカーの価格改定は、工事の完了日ではなく「発注日」で適用されることが一般的です。見積もりを取るタイミングによって金額が変わることもあるため、最新の価格は必ず依頼先に確認しましょう。制度や価格は変わり続けるものなので、この記事も定期的に更新していきます。

使える補助金・減税制度も忘れずにチェック

「補助金があるって聞いたことがあるんですが、うちも使えるんでしょうか?

「省エネ性能を高めるリノベーションなら、対象になる可能性が高いぞ。2026年度は、断熱窓の改修や高効率給湯器の設置などを対象にした複数の支援事業が用意されていて、要件を満たせば併用が可能。組み合わせることでより高額な補助を受けられるんじゃ。


ただし補助金は毎年内容が変わる“生きもの”。

細かい金額はこの記事だけでは追いきれんから、必ず最新情報を工事会社や公式サイトで確認してほしい。

住宅ローン控除など、リノベーションでも使える減税制度もあるから、資金計画の記事で詳しく解説するぞ。

理想の間取りは、まず自分たちの手で描いてみる

「わたし、自分のお部屋がほしい!ピンクの壁がいい!」

「ハルちゃん、いいぞ。その“やりたいこと”を最初に紙に書き出すのが、実はとても大事なんじゃ。

うまく描けなくても構わない。“リビングは広く”“子ども部屋はここに”という希望を言葉にしておくだけで、会社との打ち合わせがぐっとスムーズになる。

現地調査を依頼する前に、大まかでいいので理想の間取りを家族で考えてみることをおすすめします。

子どもがいる家庭では、子ども部屋や成長後の間取り変更まで含めて話し合っておくと、後々の後悔が減ります。

現地調査〜比較検討〜契約

現地調査のあと、2〜3週間ほどでプランと見積書が提出されるのが一般的な流れです。

複数社に依頼する「相見積もり」をする場合は、依頼のタイミングをできるだけ揃えるのがコツ。

時期がバラつくと、単純な金額比較がしづらくなってしまいます。

「安いところに決めればいいわけじゃない、ということですよね?」

「その通り。工事が始まると、解体して初めてわかる問題や、予定外の出来事にも一緒に向き合っていくことになる。

数ヶ月をともに歩む相手として、信頼できるかどうかを、判断基準のひとつに加えてみてほしい。」

②「間取りや設備は、どう決めればいい?」――打ち合わせフェーズ

パートナーが決まったら、いよいよ本格的な打ち合わせがスタートします。

打ち合わせを気持ちよく進めるための5つのコツです。

  1. まずは間取りを8割決める(細部は後からでも調整できます)
  2. 設備仕様はメリハリをつける(こだわる場所と抑える場所を分けてコストダウン)
  3. 建材選びはプロを頼る(膨大な選択肢の中から、プロの目でおすすめを絞ってもらう)
  4. 内装材選びはイメージ写真を活用する(言葉だけでは伝わりにくい質感やトーンを共有する)
  5. 照明・電気の計画には時間をかける(生活が始まってからの後悔が特に多いポイント)

「設備って、つい全部いいものにしたくなってしまいます……」

「その気持ち、よくわかる。

じゃが全部にお金をかけると、あっという間に予算オーバーじゃ。“ここは譲れない”という場所を2〜3個決めておいて、そこに予算を集中させる。これが満足度を上げるコツじゃぞ。」

「ぼく、たかいたかいできるおへや がいい!」

「ソラ君、それも立派な希望じゃ(笑)。“広く動ける場所がほしい”というのも、間取りを考えるうえで大事な情報になる。

子どもの希望も、意外と本質を突いていることが多いんじゃよ。


内装の色や素材選びには、その時々の傾向があります。2026年は自然を連想させるアースカラーが内装で最も多く選ばれていますが、流行は数年単位で移り変わるもの。

「今っぽさ」と「10年後も飽きないこと」のバランスを意識して選ぶと、長く愛着を持てる住まいになります。

③「工事中の生活はどうすればいい?」――工事フェーズ

「工事中って、僕らは何をすればいいんですか?丸投げでいいのか、逐一見に行くべきなのか……」

「いい着眼点じゃ。任せることと、見守ることを分けて考えるのがコツ。確認しておきたいポイントは主に3つある。」

  • 近隣申請・同意書について:マンションの場合は管理組合や近隣住戸への配慮が必要です
  • 工事中の立ち会いについて:どのタイミングで現場を見に行くべきか、事前に会社と決めておく
  • トラブル発生時の連絡ルート:誰に、どう連絡すればいいかを最初に確認しておく

フルリノベーションの工事期間は2〜3ヶ月ほどかかるケースが多く、その間の仮住まいや引っ越し費用も資金計画に含めておく必要があります。

①準備と②打ち合わせがしっかりできていれば、工事自体は驚くほどスムーズに進みます。逆にここでバタバタするケースの多くは、前段階の詰めが甘かったことが原因になっています。

④「住み始めてから、何をすればいい?」――アフターフェーズ

「リノベーションが完成した日は、ゴールではなくスタートラインじゃ。」

  • インテリア(グリーン、雑貨など)を少しずつ整えていく
  • 収納と向き合い、モノの住所を決めていく
  • 暮らしながら気づいた「変えたい部分」は、変えていく

「家具とかカーテンって、打ち合わせの段階で全部決めないといけないんでしょうか?」

「そんなことはない。“入居後にゆっくり決める”という選択も、決して間違いではないぞ。ただしリノベ部としては、できる範囲で準備段階から具体的にイメージしておくことをおすすめしている。住まいの完成形が見えているほうが、打ち合わせの精度も上がるからな。」

「わたしのお部屋、少しずつ好きなものを増やしていっていい?」

「もちろんじゃ。住まいは“育てていくもの”。それが、わしらリノベ部がいちばん大切にしている考え方なんじゃよ。」

まとめ:迷ったら、この記事に戻ってきてほしい

中古マンション×リノベーションの進め方を、4つのステップで振り返ります。

  • 準備会社探し→予算決め→理想の整理→現地調査→比較検討→契約
  • 打ち合わせ間取り→設備→建材→内装→照明の順で決めていく
  • 工事任せる部分と、確認すべき部分を分けて考える
  • アフター完成はゴールではなく、暮らしを育てるスタート

リノベーションの成功は、派手なテクニックよりも、「順番を守ること」と「家族の希望を早めに言葉にしておくこと」にかかっています。

「全体の流れがつかめて、少し安心しました。次は、うちの家族に合った具体的な話を聞いてみたいです。」

「よし。ここからは、アヤさん一家と一緒に、各テーマを1つずつ深掘りしていこう。」

もっと詳しく知りたい方へ:テーマ別関連記事

このガイドで気になった項目があれば、それぞれ詳しい記事をご用意しています(各記事へのリンクは、公開後にこちらへ設置していきます)。

業者選びをもっと詳しく → 良い業者・悪い業者の見分け方、見積もり時に確認すべき質問リスト

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「この記事はいわば“地図”じゃ。迷ったら、いつでもここに戻ってきてくれ。アヤさん一家のように、部員のみんなが後悔のないリノベーションをできるよう、リノベ部はこれからも一緒に伴走していくぞ。」

※本記事内の費用相場・補助金制度に関する情報は、2026年時点で確認できた内容をもとに作成しています。制度や価格は変更されることがあるため、実際のご検討にあたっては、最新の情報を各リノベーション会社・公的機関の公式情報でご確認ください。

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