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今日はこんな話を聞いてきたよ

「今日はこんな話を聞いてきたよ。部員のみんな、じっくり読んでほしいな。」
お邪魔したのは、キッチンと浴室のリフォームを終えたばかりのご家庭。お話を聞かせてくれたのは、アヤさん(30代・ママ)。ご主人(40代)、長女(小学生)、年少さんの弟くんとの4人暮らしだ。
「そもそも、リフォームのきっかけは何だったんですか?」


アヤさん「キッチンの収納が使いづらくなってきたのと、浴室のカビがどうしても取れなくなってきたのがきっかけです。
子どもたちも大きくなってきて、家族みんなが使いやすい動線にしたいなという気持ちもありました」
「仮住まいするか、住みながら工事するか、契約前は本当に悩んだんです」と話し始めたアヤさん。
今日はその決断の裏側と、実際に住みながら工事をして分かった"見積書には載らないお金の話"を聞いてきた。
仮住まいって、結局いくらかかるの?
「まず何で悩んだんですか?」


アヤさん「見積もりのとき『仮住まいをどうするか』と聞かれて。でも仮住まい代がいくらかかるのか、全然イメージが湧かなくて…」

「よし、部長の出番だな。仮住まい費用は工期の長さによって選ぶ住まいが変わってくるんだ。」
| 工期の目安 | 主な選択肢 | 費用感 |
|---|---|---|
| 数日程度 | 実家・ホテル | 宿泊費のみで比較的安い |
| 1週間〜1ヶ月 | ウィークリーマンション | 家具家電付きで手続きが簡単な分、割高になりやすい |
| 1〜3ヶ月 | マンスリーマンション | 敷金礼金が不要なことが多く、中期滞在向き |
| 3ヶ月以上 | 短期契約の賃貸住宅 | 初期費用はかかるが、月あたりの単価は下がる |
「さらに忘れちゃいけないのが、引っ越し費用(往復2回分)、家財を置いておくトランクルーム代、水道光熱・ネット回線の契約手続きだ。
ここまで含めると、工期2〜3ヶ月のリフォームでも、総額はまとまった金額になることが多いぞ。」

「それを聞いて、うちは部分的な工事だったので『住みながら』を選んだんです。でも…それはそれで、想定外のことがたくさんありました」

「仮住まいを選ぶ場合でも、工夫次第で費用は抑えられるぞ。工務店に『工期を短縮できないか』と相談したり、家具家電付きの物件で初期費用をまとめて圧縮したり。
仮住まい先も、職場や学校からの距離だけでなく、家賃相場が落ち着いたエリアも含めて比べてみるのがコツだ。」

住みながら工事、リアルな1ヶ月
「具体的にはどんなことが?」


「まずキッチン。工事中は火もシンクも使えない日が続いて。最初は『お弁当や外食でなんとかなるかな』くらいに思っていたんですが、毎日となると食費がじわじわ膨らんでいって。
気づいたら、いつもの月よりかなりの出費になっていました」
「洗面所まわりの工事のときは洗濯機が使えなくて、近所のコインランドリー通いに。
週末にまとめて行くつもりが、子どもの体操着や給食セットは待ってくれないので、結局平日も通う羽目になりました」
「お子さんたちの反応はどうでした?」


「長女は小学生なので『今日は工事の人来る日?』と毎朝聞いてくるくらい興味津々でした(笑)。
でも年少の弟のほうは大きな音にびっくりして、工事中は落ち着かない日が多くて。結局、音が激しい日は児童館や実家に預けることが増え、ガソリン代や時間のロスも積み重なりました」
「地味に痛かったのが粉塵ですね。養生してもらっていたはずなのに、寝室の布団にうっすらホコリが積もっていて、クリーニングに出しました。
主人も自宅で仕事をする日は、工事の音でオンライン会議がしづらいとこぼしていましたね」

「住みながら」と「仮住まい」、見極めのポイントは?

「今振り返ると、どういう基準で選べばよかったんでしょう?」

「大事なのは、工事範囲と生活インフラが同時に止まるかどうかだ。」
- キッチン・浴室・トイレなど水回りを複数同時に工事する場合は、仮住まいを検討した方が安心
- 工事箇所が1つだけで、数日〜1週間程度なら、住みながらでも乗り切りやすい
- 在宅ワークがある家庭は、騒音の影響を工務店にあらかじめ伝えておく
- 小さな子どもがいる場合は、粉塵や騒音への敏感さも判断材料に

「うちの場合、キッチンと浴室が近い時期に重なる工程だったので、今思えば一部だけでも仮住まいを検討してもよかったかもしれません」
同じ後悔をしないためのチェックリスト

「最後に、これから検討する部員に伝えたいことは?」
アヤさんが教えてくれたのは、次の6つだ。
- 工期は「最短の想定」か「遅れも織り込んだ日数」か、契約前に確認する
- 水回りが複数同時に使えなくなる期間がないか、工程表でチェックする
- 仮住まいの費用は、家賃だけでなく引っ越し費用・敷金礼金・トランクルーム代まで含めて試算する
- 住みながら工事の場合、外食費やコインランドリー代を月の予算に組み込んでおく
- 子どもの預け先候補(実家・児童館など)を事前に押さえておく
- 見積書に「養生費」「粉塵対策費」が明記されているか確認する
「工事費だけを見て安心していたけど、暮らしてみると、目に見えない出費のほうが家計にじわじわ効いてくるんだなと実感しました」

コウカイ鳥のミニQ&A
Q. 住みながらの工事中、水道や電気はどのくらい使えないの?

「工程によりますね。うちの場合、キッチンの解体日と設置日は数時間〜1日水道が止まりました。電気は分電盤まわりの工事日以外は普段通り使えていました」
Q. 仮住まい期間は、どのくらい余裕を見ておくべき?

「契約時点の工期に、1〜2週間の予備日数を上乗せしておくのがおすすめだ。資材の到着遅れや、現場での想定外の劣化発見で、工期はどうしても延びやすいからな」
Q. 次に同じ工事をするなら、何を変えますか?

「水回りが近い時期に重なる工程だったので、その部分だけでも短期間の仮住まいを組み合わせるか、業者さんに『同時に止める期間を短くできないか』ともっと相談すればよかったなと思います」
費用を抑えるための3つのポイント

「最後に、これから検討する部員のために、費用面のコツを3つにまとめてみたよ」
- 工期の見積もりに余裕を持たせる:遅延分の家賃や食費増を織り込んでおくと、想定外の出費に慌てずに済む
- 水回りの工事は時期をずらす:同時に止めず順番に進めてもらうと、生活への影響も費用の負担も分散できる
- 見積書の項目を細かく確認する:養生費・粉塵対策費が含まれているか、住みながらの生活動線案があるかを事前に聞いておく
まとめ:見えるコストと見えないコスト、両方を天秤にかけよう

「仮住まい費用は契約前にはっきり金額が見える"見えるコスト"。住みながら工事の生活負担は、暮らして初めて分かる"見えにくいコスト"だ。
どちらが得かは、工事範囲や工期、家族のライフスタイルで変わってくる。見積書の金額だけで判断せず、今日のアヤさんのような先輩家庭のリアルな声を参考にしてほしいんだ。」

「部員のみんなの中にも、住みながらリフォームや仮住まいでの体験談があれば、ぜひSNSで教えてほしいな。
次に迷っている誰かの、大きなヒントになるはずだから。」